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SPI/I2Cプロトコルエミュレーター
(ハイグレードモデル)
製品型番 |
価格(税別) |
JANコード |
REX-USB61mk2 |
¥53,800 |
4949090600423 |
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11/10/8.1/8/7/Vista
※32ビット/64ビット両対応 |
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製品特徴
SPI/I2C両対応の高性能USB接続アダプター
REX-USB61mk2は、センサーやメモリーデバイスで採用されているSPI/I2CバスをUSBに変換し、パソコンと接続するためのアダプターです。パソコンからSPI/I2Cデバイスを制御でき、初期段階のデバイスの動作確認や各種センサーデータの取得解析、マイコンへの実装等で開発を支援します。SPI/I2Cやマスターモー/スレーブモードの切り替えは、ダウンロード提供のユーティリティまたはライブラリ関数でおこないます。
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SPIはマスター/スレーブ、Single/Dual/Quadをサポート |
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SPIはマスターモードとスレーブモードを搭載。バス幅はSingle/Dual/Quadをサポートしています。対応周波数は762Hz〜50MHz。クロックモード(MODE0〜3)が選択可能です。32bit転送に対応。マスター動作時のSS(Slave Select)専用端子を1ポート搭載し、正論理/負論理の選択が可能です。 |
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I2Cはマスター/スレーブ、5つの通信プロトコルをサポート |
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I2Cはマスターモードとスレーブモードを搭載。通信モードはStandard、Fast、Fast-mode Plus、High-speed、Ultra-fastの5つの通信プロトコルモードをサポートしています。対応周波数は762Hz〜5MHz。クロックストレッチ、マルチマスターに対応。 |
上図は本製品を使用し、パソコンから3軸加速センサーへアクセス、データ取得をおこなう使用例です。WindowsPCでデータを取得することにより、 データの解析、制御方法の検討、デバッグが効率的におこなえます。産業用ロボット姿勢制御や車載制御システムなど、高速通信が求められるソフトウェア開発には、高速通信対応のREX-USB61mk2が最適です。
スレーブモード(2ch)でデバイスのエミュレートが可能
SPI/I2Cのメモリーデバイス(EEPROM、FlashROM)をエミュレートするソフトウェアをダウンロード提供しています。
設定したアドレスに対しNACKを返したり、任意の時間クロックストレッチを発生させるなど、実際のメモリデバイスでは発生させることが難しいさまざまな状態を、スレーブ用アプリケーションで擬似的に発生させることが可能。マイコンファームウェアのエラー処理部のデバッグをサポートします。
ソースコードも提供していますので、ユーザ側でカスタマイズすることも可能です。
デバイスおよび本製品への電源供給可能
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デバイスへの電源供給可能 (1.8V〜5Vまで4レベル) |
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REX-USB61mk2からデバイスへは、1.8V、2.5V、3.3V、5Vの電源供給が可能。(ただし、供給電流は最大100mA) |
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本製品への電源供給可能(1.8V〜5V対応) |
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接続デバイスが電源をもつ場合、外部から電源端子に電圧を入力することでその電源をインターフェイス電源として使用可能(1.8V〜5V)。ソフトウェアでUSBからの電源供給を”無効”に設定します。 |
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新設計による高速転送を実現
ARM Cortex-M3ベースのマイクロコントローラーを採用。USB2.0 Hi-Speed転送の採用、対応周波数の向上等により、REX-USB61(USB2.0 Full Speed転送)と比較して約6倍の転送速度を実現(SPI使用時)。高速転送が求められるデバイスとのSPI/I2C通信に適しています。
最大8bitのDIOをサポート
最大8bitをDIOとして使用可能。1bit単位でIN/OUTの設定がおこなえます。入力設定時は割り込み端子として使用でき、上位アプリケーションへ通知することが可能です。
※使用するモードにより使用可能bit数が異なります。
スクリプトによる自動制御が可能
ダウンロード提供のユーティリティでスクリプトを記述することで、デバイスのRead/Write、ビット演算、分岐などを組み合わせた自動制御が可能。デバイス用アプリケーション開発前の簡易的な動作確認から、対象デバイスを搭載したモジュール基板の量産テストといった本格的な運用まで、幅広い用途の使用環境を短時間で簡単に構築できます。
>> Device Control Utility スクリプト例
また、従来モデルからスクリプトを実行するエンジン部分のアーキテクチャを大幅に刷新。ソフトウェア上で実行していたスクリプトの一部をハードウェア内にダウンロードして実行させることにより、高速化を実現しました。
仮想COMモードをサポート
本製品をUSBポートに接続すると、ドライバーインストール後自動的に仮想COMポートとして認識。ターミナルソフトから簡単なコマンドでSPI/I2Cデバイスにアクセスすることができます。小規模なメモリーデバイスのRead/WriteやDIO制御など、デバイスへのアクセステストに最適です。
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【ターミナルソフト表示例】
デバイスへコマンドをひとつひとつ送信し、
リザルトコードを確認します。 |
ユーザーアプリケーション環境をサポート
本製品には、Visual C++/Visual C#/VB用APIライブラリとサンプルプログラム、ソースコードをダウンロードで提供しています。アプリケーション作成やプログラムのカスタマイズにより、電源供給やSPI/I2C・マスター/スレーブモードの切り替え、バスの周波数、正論理/負論理、クロックストレッチの設定などをおこなうことができます。
>> 提供ソフトウェア仕様
本製品を最大4台まで接続可能
1台のWindowsPCに最大4台まで同時接続が可能。駆動電圧が異なるデバイスを同時に制御する場合や、多くのデバイスを同時に制御する場合に対応。
【右図】
電圧ごとにREX-USB61mk2を分けることで、駆動電圧の異なるデバイスをひとつのシステムにすることができます。
ハウジング付ばら線ケーブル添付
本製品には、SPI用とI2C用の配線を装備したばら線ケーブルを標準添付。試作基板や各種エバレーション基板に実装される2.54mmピッチのピンヘッダに、直接装着することが可能です。 本体には、20PinI/Oコネクタの信号名が印刷されたラベルを貼付。色分けされたケーブルとハウジングの組み合わせで、ピン番号を把握できます。
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本体のラベルで各ピンの信号名がわかる |
添付のばら線ケーブル(20pin) |
LED確認でデバイスを安全に取り外し
製品本体に、インターフェイス電源の状態を確認できる「ExPower LED」を搭載。LEDの消灯を確認してから、ばら線ケーブルを安全に取り外すことができます。
(1) 電源供給時は点灯 |
(2) 電源供給が停止されると消灯 |
(3) 消灯後、ケーブルを取り外し |
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【注意】LED点灯時にケーブルを取り外すと、本製品およびデバイスが破損する恐れがあります。
ファームウェアのバージョンアップが可能
最新版のファームウェア、デバイスドライバー、ユーティリティなどを、当サイトにてダウンロード提供。ファームウェア更新による機能の追加などが可能で、常に最新の状態でお使いいただけます。
有害6物質不使用
REX-USB61mk2は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDEの有害6物質を使用していない、環境と人にやさしい製品です。
>> ラトックシステム有害化学物質制限の取り組み |