トップ > 製品情報 > パソコン&スマートフォン快適化談話 > パソコン編 > 第3章 もしものときの心強い味方

パソコン&スマートフォン快適化談話(パソコン編)

第3章 もしものときの心強い味方


〜 RAIDケース〜

RAIDで自動バックアップ

ちか 先日、大切なデータを入れていたハードディスクが、突然お亡くなりになってしまいました。そのうちバックアップを取ろうと思っていたのに…。
ドクター バックアップしていないときに限って、というのはよく聞く話だよね。バックアップは大切とわかってはいても、何かが起こるまでついつい後回しにしがちだからね。
ちか 特に最近は、データがどんどん増えているから、バックアップにも時間がかかってしまって、おっくうになっていたんです。
ドクター 手間をかけることなく、勝手にバックアップがとれていれば、今回のような悲劇もおこらなかったのにね。
ちか 勝手にバックアップの方法、あるならぜひ教えてください。
ドクター RAID(レイド)っていう、複数のハードディスクを1台のハードディスクとして使う技術を活用するんだ。RAIDにはいろいろなモードがあるんだけど、その中でミラーリングができるRAID 1モードを使えば、”勝手にバックアップ”が実現できる。
▼USB3.0 ハードディスクRAIDケース▼
【対応モード】RAID 0/1/Large/シングル

RS-EC32-U3R

RS-EC22-U3R
3.5インチHDD×2台用 2.5インチSSD/HDD×2台用
製品ページを見る 製品ページを見る
RS-EC32-U3R RS-EC22-U3R
(背面) (背面)
ちか ハードディスクが2台入るとは思えない小ささですね。
ドクター 3.5インチ用のRS-EC32-U3Rは幅8.1cm、奥行き17.7cm、高さ12.3cm。文庫本2、3冊分くらいのサイズだから、パソコン机においても邪魔にならなくていいよね。

2.5インチ用のRS-EC22-U3Rは手のひらサイズで、RAIDを感じさせないコンパクトさだしね。
・・・・・
ちか RAIDって聞き慣れなくて、なんだか難しそうです。
ドクター RAIDはサーバ用途のイメージが強かったけど、今は手軽に導入できる方法があるから、身近になってきているんだ。
ちか RAIDモードの選択って、難しくないですか?
ドクター モードごとの特徴さえわかれば、おのずと使いたいモードが決まってくるよね。上記RAIDケースで設定できるモードの特徴をざっくりと見てみよう。
 
モード RAID 0 RAID 1 Large シングル
高速性
信頼性
容量の
使用効率
備考 2台のHDDに交互に書き込み
2台のHDDに同じデータを書き込み
2台を合体して大容量に
各HDDを独立したHDDとして使用
  ハードディスクの障害に備えたものを考えているなら、”信頼性”が高いRAID 1を選ぶといいよ。
RAID 1はミラーリングと言われていて、まったく同じデータが入った2つのディスクを作る方式。バックアップを意識的に実行しなくても、「勝手にバックアップ」がとれるんだ。RAID 1の高速性が”低”なのは、アクセス速度が1台の時と同じでスピードアップがないから。容量の使用効率が低いのは、二重化していて保存に通常の倍の容量を要するから。
ちか これなら、うっかりバックアップをし忘れることがなくて安心です。
ドクター データの転送速度を重視したい人向けには、”高速性”が高いRAID 0がおすすめ。
ハードディスクへのアクセス速度でボトルネックになっているのは、何を隠そうハードディスクへの読み書きにかかる時間なんだ。RAID 0は、その部分をうまくカバーすることで、高速化しているよ。 RAID 0はストライピングといわれていて、2つのディスクをひとつのディスクに見立てて、交互に書き込む。2台のハードディスク容量はまるまるデータ保存領域として使えるけど、バックアップの機能はまったくないから、いずれかのハードディスクに障害がおきてしまうと終わり。2台構成では、残念ながら高速化と障害対策の両方をかなえることはできないから、RAID 0を選んだ場合は別の方法でのバックアップが必要だね。
ちか 今回は自動バックアップができる”RAID 1”が使いたいのですが、RAIDモードはどうやって設定するのですか?
ドクター RAIDモードの設定は、本体の背面にあるスイッチで選択するだけでOK。添付ソフトウェア「RAIDマネージャー」上での選択も可能だよ。
▼本体スイッチでモード設定▼
▼RAIDマネージャーでモード設定▼
RS-EC32-U3R背面 RS-EC22-U3R背面
ちか ハードディスクに障害がおこったときはどうするのですか?
ドクター 本体から警告音が鳴って、障害が発生した方のディスクのLEDが赤色に点灯するから、そのディスクを交換しないといけないね。この2製品はホットスワップ対応で、本体の電源を切らなくても故障ディスクの取り外しと、新しいディスクの取り付けができる。ディスク交換のあとは、自動的にリビルドが実行されて環境の再構築がおこなわれるんだ。
ちか もしものときに必要な作業もディスク交換だけなら、手間いらずだから安心して導入できます。

RAIDとリムーバブルの合わせワザ

ドクター ここで、ちょっとプロフェッショナル向けになるけど、RAID対応リムーバブルケースも紹介しておこう。なんとハードディスク5台でRAIDが組める製品なんだ。
▼ハードウェアRAID搭載リムーバブルケース▼

SA3-DK5-EU3R
製品ページを見る
SA3-DK5-EU3R
ちか 5台のハードディスクが同時に使えるなんてすご〜い。
ドクター もし8TBのHDDを5台使うと計40TBになる。すごいよね。
RAID 0やRAID 1以外にも、ハードディスク3台以上という環境を活かしたRAID 3/5やRAID 10などのRAIDモードにも対応している。これらを選択すると、信頼性と高速性を両立できるんだ。
 
モード RAID 0 RAID 1 RAID 3/5 RAID 10
高速性
信頼性 中〜高
容量の
使用効率
最小
HDD台数
2 2 3 4
備考 2台のHDDに交互に書き込み
2台のHDDに同じデータを書き込み
3台以上のHDDに分散して書き込み
RAID 0とRAID 1を組み合わせたモード

モード Large Clone スタンダード/シングル  
高速性  
信頼性  
容量の
使用効率
 
最小
HDD台数
2 3 1  
備考 2台を合体して大容量に
2台のHDDに同じデータを書き込み
各HDDを独立したHDDとして使用  
ちか リムーバブルケースなら、大量のデータがあってもRAIDを組んでいるディスクのセットをまるごと交換すればいいし、ハードディスクが故障したときもメンテナンスしやすいから、RAID運用にもってこいですね。
ドクター これだけの台数のハードディスクを、パソコンとはUSBケーブル1本でつなげられるのもいいよね。

第4章 好みの外付けドライブは手作りで >>

■パソコン編
第1章 パソコンの画面をテレビやディスプレイで見る 〜マルチディスプレイアダプター
第2章 内蔵ディスクを外付けで活用 〜HDDケース・変換アダプター
第3章 もしものときの心強い味方 〜RAIDケース
第4章 好みの外付けドライブは手作りで 〜ドライブケース
第5章 ハードディスクを入れ替えてどんどん保存 〜リムーバブルケース
第6章 パソコンの音楽を本格サウンドで楽しもう! 〜PCオーディオ製品
第7章 パソコンが増えても、キーボード・マウス・ディスプレイは1台でOK 〜パソコン自動切替器
  パソコン&スマートフォン快適化談話トップ▲

※このページに掲載している内容は、2016年7月現在の情報です。
ページのトップへ戻る