eSATA PCI Express ボード
REX-PE30S/REX-PE32S(FAQ)2013-03-25版
- 製品仕様について(REX-PE30S製品紹介ページへ)
製品仕様について(REX-PE32S製品紹介ページへ) - よくある質問
- トラブルシューティング(Windows)
- トラブルシューティング(Mac)
- 保守サポートに関して
● よくある質問 ●
Q 対応するパソコンは?
- PCI Expressスロットを搭載した以下の機種に対応しています。
● WindowsPC
● Mac Pro (PowerMac G5 (Dual 2GHz、Dual 2.3GHz、Quad 2.5GHz) には対応していません。)
従来のPCIスロットおよびPCI-Xスロットには対応していません。
Q PCI Express スロット x4、x8、x16で使用できますか?
Q Linuxで使用できますか?
- Linux情報に関するページを設けていますので、そちらをご参照ください。
Q REX-PE30SとREX-PE32Sはどこが違うのですか?
- 接続コネクタの構成が異なります。
REX-PE30S:外部コネクタ eSATA(ExternalSATA)×1、内部コネクタ SATA(SATA)×1
REX-PE32S:外部コネクタ eSATA(ExternalSATA)×2
その他の仕様は、両機種とも共通です。
Q 対応ハードディスクは?
- SerialATA(1.5Gbps)およびSerialATA2(3.0Gbps)対応のハードディスクが使用できます。
Western Digital、HITACHI、Maxtor、Seagate、Samsung各社のHDDにて、動作確認済みです。
Q Serial ATA CD/DVD/BDドライブは使えますか?
- 使用できます。動作確認済みSATAドライブをご確認ください。
Q 添付のホットプラグツールは、本製品以外のSATA/IDEホストインターフェイスに接続したデバイス(HDD)でも使用できますか?
- ホットプラグツールは本製品に接続したデバイスでのみ使用可能です。
本製品以外のインターフェイスに接続したデバイスでは使用できません。
なお、内蔵SATA HDDおよびIDE HDDのホットプラグを実現する方法については、次の 「Q.本製品で、内蔵HDD(SATA/IDE)をホットプラグする方法はありますか?」を参考ください。
Q 本製品で、内蔵HDD(SATA/IDE)をホットプラグする方法はありますか?(REX-PE30Sのみ)
- Windows PCでは、内蔵HDD用のリムーバブルケースを使用することにより、内蔵 SATA HDおよびIDE HDのホットプラグを実現することができます。
(外付けのeSATAリムーバブルケースでも同様の使用が可能です。以下では内蔵の場合を説明いたします)
REX-PE30Sに弊社製 SA-RCx-xx(在庫限り)/SA3-RCx-xx を接続します。SA-RCx-xx/SA3-RCx-xxは、SATA HD用のSATA接続リムーバブルケースです。別売のIDE HDD用変換トレイを併用すると、IDE HDDのホットプラグも可能となります。
SA3-RC1-xx の製品情報 >>
取り外し時は、タスク バーの通知領域(タスクトレイ)にあるホットプラグツールアイコンで「安全に取り外し」を選択し、ロックキーを回してHDDが内蔵されたトレイを引き出します。
接続時は、トレイを挿入してロックキーを回せば、常駐しているホットプラグツールにより、自動的にドライブが認識されます。
Q eSATAは今までのSATAと何が違うのですか?
- 従来の内蔵用SATAは、PCケース内部のマザーボードおよびインターフェイスボードとHDDとの接続を想定したものでした。それをPCケースの外部でも接続して使用できるようにしたものが、eSATAです。
eSATAと内蔵SATAのコネクタは、物理的な形状が異なります。(eSATA: I字型コネクタ、内蔵SATA: L字型コネクタ )
内蔵SATAでは50回だった挿抜試験回数が、eSATAでは5,000回となり、コネクタ寿命が大幅に向上。コネクタ部には、ケーブルにひっかかっても抜けないようにラッチ(とめがね)が新たに装備されています。
また、EMI (不要輻射)対策と外部雑音対策として、コネクタとケーブルのシールドが強化されています。SATAケーブル
(内蔵用)eSATAケーブル
(外付け用)
さらに最大ケーブル長は、従来のSATAが1mだったのに対し、バッファ回路の強化によってeSATAでは2mまでに延長。ただし、本製品に搭載しているSATAコントローラはeSATAに対応していますが、接続する外付けドライブがeSATAのバッファ回路を搭載していない場合は、長さ1mまでのケーブルでの接続となります。 (ドライブにケーブルが添付されている場合は、そのケーブルで接続してください。)
なお、本製品にはケーブルは添付されていません。SATAケーブル購入時、および接続時はコネクタ形状にご注意ください。
Q ダイナミックディスクにして、RAIDを構築できますか?
- RAID構築可能です。
ただし、ストライプやスパンボリュームを作成したディスクは、ホットプラグツールで取り外さないでください。
また、ダイナミックディスクでは、温度監視ユーティリティは動作しません。
Q 本製品を2枚装着して使用できますか?
- パソコンのPCI Expressスロット(x1,x4,x16) の空きが2つあれば、使用可能です。(3枚以上使用した場合の動作は、サポート外とさせていただきます。 また、2枚でも他のボードがある場合は、正常に動作しない場合があります。)
Q Mac の ディープスリープ に対応していますか?
- 対応しています。
Q Boot Campで、REX-PE30S/32Sに接続したHDDをWindowsの起動ディスクとして設定することはできますか?
- できません。 (2011年3月現在、起動ディスクとして指定できるのは、MacOSをインストールしたディスクのみとなっています。REX-PE30S/32Sに、MacOS用ブートROMは搭載されておりません。)
Q Boot Campで起動したWindows上で、REX-PE30S/32Sを使用することはできますか?
- Boot Camp 2.0にて使用可能なことを確認しています。 (2011年2月現在、Boot Camp 3.0では確認しておりません)
Q MacOSのクラシック環境(MacOS X上でMacOS 9を起動した環境)で使用できますか?
- クラシック環境では使用できません。 MacOS X環境でご使用ください。
Q 本製品に接続したHDDへのWindowsインストールで、[F6]キーを押してフロッピーのドライバを読み込ませる際、USB FDDを使用することはできますか?
- USB FDDを使用しても、Windowsのインストールが可能なことを確認しています。
※USB FDDからシステム起動可能な環境に限定されます。USB増設ボードに接続したUSB FDDなどは利用できません。
Q REX-PE30Sの内部接続用SATAコネクタは、ポートマルチプライヤに対応していますか?
- すべての接続ポートにおいて、「ポートマルチプライヤ」に対応しています。
Q RAID機能はありますか?
- 本製品自体にRAID機能はありません。
● トラブルシューティング(Windows) ●
Q ボード装着後、パソコンのシステム(OS)が起動しない、あるいは本製品に接続したハードディスクが認識しません。
- ASUS製マザーボード「P5K」シリーズおよび「P5Q」シリーズに本製品を装着すると、以下の現象が発生することが確認されています。
マザーボード側シリアルATAインターフェイスに接続したハードディスクが認識しなくなる
REX-PE30S/REX-PE32Sに接続したハードディスクが認識しない
本現象が発生する原因として、マザーボード側のシリアルATA用BIOSと本製品側のBIOSの競合が発生するためです。本製品側のBIOSプログラムを無効化することで、本現象を回避することが可能です。 (ただし、本製品に接続した機器からのシステム起動は不可能となります)
REX-PE30S/REX-PE32SのBIOSプログラム無効化については、REX-PE30S/PE32Sが動作する他のPC環境がある場合は、REX-PE30S/PE32S BIOS書き換えユーティリティにてBIOSプログラムを無効化することが可能です。
>> REX-PE30S/PE32S BIOS書き換えユーティリティのダウンロード
動作するPC環境がない場合は、当社へボードを送付いただく必要がございます。ご希望のお客様は、本製品本体を下記宛までご送付願います。
〒550-0015
大阪府大阪市西区南堀江1-18-4 Osaka Metro南堀江ビル 8階
ラトックシステム株式会社 サポートセンター
REX-PE30S/REX-PE32S BIOS無効化 係 宛
Q 温度監視ユーティリティで接続HDDが「未対応HDD」となります。
- 最新の温度監視ユーティリティを使用ください。(→ダウンロード)
Q 3.0Gbps対応HDを接続しているにも関わらず、デバイスマネージャの本製品のプロパティでは1.5Gbpsと表示されます?
- デバイスマネージャで [SiliconImage Sil 3132] をダブルクリックし、ドライバのプロパティで Device Info が
Host Link Speed Generation 1 (1.5Gb/s)
Device Link Speed Generation 1 (1.5Gb/s)
となっている場合、3.0Gbpsでの通信ができていません。
現在、HITACHI HDT722525DLA380(SATA-II HD) を接続した場合、初期設定では 1.5Gbps での接続となることを確認しています。日立GST社のホームページからFeature Toolを入手して、Generation 1 (1.5Gb/s)から Generation 2 (3.0Gb/s)への変更をおこなってください。
※本製品経由では、上記変更ができません。設定変更は、HDをマザーボード上のSATAコネクタに接続し、BIOS設定をIDE Emulation Modeにした上でおこなってください。変更後は、 本製品に接続した場合も 3.0Gbpsでの通信が可能となります。
- 温度監視ツールなど定期的にディスク情報やS.M.A.R.T 情報を取得するソフトウェアが常駐していると、そのソフトウェアがディスクを検索するタイミングでHDはマウントされます。すぐに再マウントされてしまう場合は、 その常駐ソフトウェアを終了してからホットプラグツールで取り外しをおこなってください。
- ダイナミックディスク形式でフォーマットされたHDDは、ホットプラグツールでの取り外しができません。これは、ダイナミックディスクで構成したRAIDのHDDを、誤って取り外してしまうのを防ぐための仕様です。
ホットプラグをおこなう場合は、ベーシックディスク形式でフォーマットしてください。
(ディスクのパーティションスタイル(MBR/GPT)は、ホットプラグツールの動作には影響しません。)
ダイナミックディスク形式でフォーマットしたHDDは、必ずパソコンまたはドック本体の電源を切ってから取り外してください。
- パソコン電源投入時にハードディスクを接続し、正常に動作している場合、ハードディスクのスピンアップ時に必要な電流値が不足しているのではないかと考えられます。SA-RC1x-xxに接続している電源ケーブルに、他のドライブ類を接続しない状態でご確認ください。
Q ホットプラグツールをインストールすると、マイコンピュータでは見えているドライブ名が、ディスク管理から見えなくなります。
- 市販のバックアップ支援ソフトをインストールされていると、発生する場合があります。その場合、バックアップ支援ソフトを一旦アンインストールした上で、ホットプラグツールのインストールをおこない、その後改めてバックアップ支援ソフトをインストールしてください。
Q 1台のPCに26台を超えるHDを接続すると、HotPlugToolで認識されないドライブがあります。
- 製品の仕様上、現状のHotPlugToolが認識可能なドライブ数は、最大26台までとなります。そのため、FiberChannel等で同時に数十台のドライブを接続すると、HotPlugToolがすべてのドライブは認識できないという現象が発生します。
Q ベンチマークソフトHD Tune 2.55 でMax Rateを測定をすると、Hitachi製HDS722020ALA330のみ遅くなります。
- REX-PE30S/32Sに搭載されているSATAコントローラ(SiI3132)の制限で、HD Tune と Hitachi HDS722020ALA330 を組み合わせた場合、Max Rateは95MB/sec程度となり、充分なパフォーマンスが得られないことを確認しています。別のベンチマークソフト Crystal Disk Mark では、110MB/sec となることを確認しています。
Q 本製品を接続しても、認識できません。
Q 本製品を接続していると、パソコンが正常に起動しません。
-
一部のパソコンで以下の現象が報告されています。
※下記の機種は、お客様からの報告に基づいて作成しており、当社で確認した結果ではございません。予めご了承ください。
【現象の概要】- 本製品を接続しても認識できない。
- 本製品を接続すると、正常に起動できない。
- 本製品のプロパティを確認すると「Code10」エラーになる。
【本現象の報告がある機種】- DELL Optiplex 760/780/990/390SFF
- DELL PowerEdge T110U/T410/T310/R210/R310/1950/2900/1950V
- DELL Precison T7500/T3600
- DELL Inspiron 660
- HP ProLiant ML110G7
- HP ENVY h8-1460jp
- HP Pavilion Desktop PC h8-1290jp/h8-1280jp/h9-1280jp/s5-1350jp
- HP Z620 Workstation/Z220 CMT Workstation
- HP Compaq Elite 8300 MT/CT/Compaq Elite 8300 SF/CT
- 富士通 CELSIUS W520(CELSIUS W480は動作する)/PRIMERGY TX100
- Gateway DX4870
- intel DQ77MK
- SuperMicro 7037A-I
- ASRock H77 Pro4/MVP
- NEC SC252
- acer AM3985F74D
- Lenovo 31091AJ
【対策】- PCI Express x1 スロットで認識する機種もあります。
- パソコンのBIOSアップデートで修正される機種もあります。
※BIOSのアップデートは、パソコンメーカーのサポートに連絡の上、BIOSアップデートの了承を得てからおこなってください。
了承を得ずアップデートをおこなった場合、その後のパソコンメーカーのサポートが受けられなくなる可能性があります。)
上記設定でも同様の場合、残念ながらご使用いただくことはできません。
● トラブルシューティング(MacOS) ●
Q MacOSをOS X 10.6.x へアップデートしたらディスクを認識しなくなりました。
Q MacOS X 10.6.x の環境へインストールしましたが、ディスクを認識しません。(システムプロファイラの「ドライバーインストール済み」の項目が「いいえ」になります)
- MacOS X 10.6.x 環境では、添付CDのドライバではなく、SiliconImage社のサイトからドライバをダウンロードしてインストールしてください。
ドライバ名:SiI 3132 Mac OS X 10.6.x BASE (non-RAID)(64ビット版でも使用可能)(2011年1月現在)
Q MacOS X 10.8.x の環境へインストールできません。
Q MacOS X 10.8.x の環境へインストールしましたが、ディスクを認識しません。
- MacOS 10.8.x以降の場合、以下の設定をおこなった後にインストールしてください。
- 「システム環境設定」を開きます。
- 「セキュリティとプライバシー」を開きます。
- 画面左下のカギマークをクリックしてロックを解除します。
- "ダウンロードしたアプリケーションの実行許可"内の設定を「すべてのアプリケーションを許可」に変更します。
- 警告ダイヤログが表示されますので、[すべてのアプリケーションを許可]をクリックします。
● 保守サポートに関して (共通)●
Q 修理およびサポートの窓口は?
- 電話でのお問い合わせはラトックシステムサポートセンター
TEL 大阪 06-7670-5061 東京 03-5847-7604(月〜金 10:00〜13:00 14:00〜17:00)
をご利用ください。
E-MAIL、FAXでのお問い合わせ(24時間受付/順次回答)
・E-MAIL:サポートセンター宛メール
・FAX:06-7670-5069
修理依頼
・修理受付と窓口のご案内
※修理およびサポートの提供期間について
出荷完了後5年を経過した製品については、原則として修理、保守、サポートの提供を終了させていただいております。詳細は、「弊社製品の修理・サポート期間について」をご確認ください。
- 本製品は、日本国内仕様のため、海外での保守およびサポートはおこなっておりません。
Q ユーザーズマニュアルを紛失したので入手したいのですが?
- 弊社ホームページにてマニュアルのPDFファイルを公開しています。
Q ケーブルなどのオプション品は、どこで購入できますか?
- ラトックプレミア 楽天市場店 (https://www.rakuten.co.jp/ratoc/)で取り扱っています。
(マニュアル等に掲載しているオプション品は、販売を完了していることがあります。あらかじめご了承ください。)