LVD Wide Ultra2 SCSI PCIボード
REX−PCI34P(FAQ) 2000-08-29版
- 製品仕様について(製品紹介のページへ)
- 動作確認機種について
- MACトラブルシューティング
- ハードウェアトラブルシューティング
- SCSI機器について
- SCSI機能について
- その他の質問
- 保守サポートに関して
● 動作確認機種について ●
Q 対応するパソコンは?
- PCIバス拡張スロットを塔載したPower Macintoshに対応しております。
尚、PowerMacintosh互換機はサポート対象外とさせていただきます。
以下のパソコンではSLOT3,4,5,6にてREX-PCI34Pは使用できません。
Radius Super Mac J700 233AV, SUPER MAC S900, UMAX Pulsar 255, UMAX Pulsar 2000
弊社ホームページに動作確認済みパソコンの一覧表を用意しておりますので、そちらでご確認ください。
Q 対応するOSは?
- Mac OS 7.5.x(7.5.1は除く)〜9.0.4に対応しております。
ただし、OS 7.5.Xなどで、モダン・メモリマネージャの設定をOFFにしないで下さい。
パソコンが起動できなくなります。
必ずモダン・メモリマネージャの設定はONにしてお使いください。
Q BeOSに対応していますか?
- 対応しておりません。
● MACトラブルシューティング ●
Q B'sCrewのメインメニューでREX-PCI34PのスロットNOが表示されません。
- 以下のことを試してみてください。
- マザーボード上のリセットスイッチ(PCIスロットがある近くの横あたりの小さなスイッチ)を押す。
- REX-PCI34Pを装着するスロットの位置を変更する。
-
上記のことを行っても表示されない場合は、ハードウェアの故障が考えられます。
弊社までお問い合わせください。
Q B'sCrewのメインメニューに接続されているはずのハードディスクが表示されません。
または、ハードディスクを接続すると、ハングアップします。
- 以下の手順で確認してください。
- SCSI機器の電源をOFFにして、パソコンを起動します。
- 起動後、B'sCrewのメインメニューでスキャンします。
- SCSI機器の電源を入れてスピンアップを確認してから、再度スキャンを実行します。
応答がなくなった場合、SCSI機器に問題があります。転送速度を下げてアクセスしてみてください。
- 接続ケーブルが断線していないか、または接続コネクタのピンが折れ曲がっていないか確認してください。
Q B'sCrewのメインメニューに接続されているはずのSCSI機器が表示されない場合があります?
- ビデオアクセラレータ系のボードが隣のスロットに装着されている場合、起こることがあります。
REX-PCI34PをセットするPCIスロットの推奨位置を以下に示します。
但し、CPUに近い方を Slot 1 とします。
・PowerMAC 9500,9600系 Slot 1 - Slot 3 ・PowerMAC 8500,8600系 Slot 1 ・PowerMAC 7000系 Slot 1 ・PowerMAC G3系 特になし ・UMAX 互換機 Slot 1 - Slot 2 ・UMAX Pulsar 2330VR Slot 1 - Slot 2
Q Mac OS 8.5 にするとREX-PCI34Pに接続したHDからのブートでアイコンパレード後ハングアップする?
- B'sCrew 2.1以前が組み込まれている場合に発生します。
B'sCrew 2.1.1にて対策されました。差分、データは(株)ビー・エイチ・エー社サイトよりダウンロードいただけます。
Q OSをインストール時、[このディスクはApple社製ハードディスクではないので、このプログラムでは更新できません。ドライバを更新する必要がある場合、お使いのコンピュータ、または、ハードディスクの開発/販売元にお問い合わせください。]と表示されます。
- Apple社製以外のハードディスクを使用の場合、表示されます。
すでに、B'sCrewにてドライバがインストールされていれば、このまま続行します。
[警告を無視]を選択してください。
Q 新PowerMacintoshG3でのOSインストール時、[選択されたディスク"名称未設定"上のシステムソフトウェアを更新できません。別のディスクを選択するか新規インストールしてください。]と表示されます。
Q 新PowerMacintoshG3でのOSインストール時、[このディスクはApple社製以外のディスクユーティリティでフォーマットされているので、"名称未設定"のドライバを更新することはできません。ドライバを更新する必要があるかどうか、そのユーティリティの開発/販売元にお問い合わせください。]と表示されます。
- MacOS標準の[ドライブ設定]以外でフォーマットされたディスクへのインストールで表示されます。
以下の手順で回避してください。
- インストールするディスクが、B'sCrew でフォーマットされていない場合は、まずB'sCrew でフォーマットしてください。
- MacOSのインストールで[オプション...]を開きます。
- [□Apple社製ハードディスク用ドライバを更新する]のチェックを外します。
以上でエラーは表示されなくなります。
Q データ転送中にハングアップしたりブートアップしなくなったりする?
- 以下の項目を確認してください。
- SCSIケーブルが良質のものか確認してください。
- ディジーチェインしているときは、同じ特性のケーブルで統一します。
- ターミネータはアクティブターミネータか確認してください。
- SCSIケーブル長が総計1.5m以内(Ultraの場合)であるか確認してください。
* 外付けユニット1台で約15cm使用します。試しにSCSI機器の台数を減らしてみるとよいでしょう。
Q SCSIコンフィギュレーションユーティリティが途中でハングアップしたり初期化できないなどのエラーとなります。
- 接続してあるSCSI機器の電源がONの場合、起こります。
SCSIコンフィギュレーションは以下の手順で行ってください。
- SCSI機器の電源をOFFにしてください。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- 設定を変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI34PにSCSI機器を接続して機器の電源を入れ、パソコンを起動します。
* SCSIコンフィギュレーションユーティリティは、CD-ROMのまま起動してください。 - SCSI機器の電源をOFFにしてください。
Q SCSI コンフィギュレーションユーティリティのTerminator設定で、HIGH ON/LOW OFFにするとパソコンが起動できなくなります。
- SCSIケーブル、SCSI機器を接続してパソコンを起動してください。
Q Adobe Photo Shopで印刷を行なうと、パソコンがハングアップします。
- この現象は弊社でも確認しており現在調査中ですが、以下の作業で回避できないか試してみてください。
- 実行時の仮想メモリのサイズを標準値に設定する。
- PhotoShopの再インストールを行なう。
- スワップファイルの場所をSCSIボードに接続されていないHDDに設定する。
● ハードウェアトラブルシューティング ●
Q REX-PCI34Pを装着するとシステムの起動が遅くなるのですが。
- システム起動時に、REX-PCI34Pに接続されたSCSI機器を確認する処理が追加されるため起動が約20秒から30秒ほど遅くなります。
起動が遅くなるのがこの範囲であれば、正常に動作しているとお考えください。
参考までに各種PCI SCSIボード装着時におけるMacintosh (MacOS 8.1)の起動時間 を掲載しております。
Q REX-PCI34Pに接続したハードディスクからシステムが起動できません。
- 以下の点を確認してください。
- ハードディスクへのB'sCrewドライバがインストールされているか。
- ハードディスクの自動スピンアップの設定がOFFになっていないか。
- 1999年1月15日発売の新PowerMacintoshシリーズの場合、REX-PCI34Pのファームウェアのバージョンが1.02以上を使用する必要があります。
お使いのREX-PCI34Pのファームウェアのバージョンが古い場合は、最新ファームウェアファイルをダウンロードしてファーウェアのアップデートを行なってください。
Q YAMAHA CD-RWドライブCRW4416を接続するとハングアップしたり、動作が不安定になります。
- この現象は、弊社でも確認されており、CRW4416については現時点で未対応となっています。
Q OLYMPUS 640MO TURBO/TURBOU にアクセスすると「初期化しますか?」と表示され使用できません。
- 以下の手順で転送速度を16.6MB/sに設定してください。
- REX-PCI34Pに接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- OLYMPUS 640MOに該当するSCSI-IDの[Max Syncronous Transfer]の値を16.6に変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI34PにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
Q FUJITSU MOを採用している古いMOドライブを接続するとハングアップする?
- 以下の手順で転送速度を10MB/sに設定してください。
- REX-PCI34Pに接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- FUJITSU MOに該当するSCSI-IDの[Max Syncronous Transfer]の値を10.0に変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI34PにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
Q KONIKA OMD-6020を搭載したMOを接続していますが、アクセスランプが点滅するだけでアクセスできません。
- 以下の手順で転送モードを非同期に設定してください。
- REX-PCI34Pに接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行します。
- KONICA OMD-6020に該当するSCSI-IDの[Asyncronous Transfer]にチェックを入れます。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI34PにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
Q ZIPを接続するとマウントできなかったり、コピーでハングアップします。MOを接続した場合は、問題ありません。
- "Iomega Driver"と"B'sCrew Driver"が両方インストールされている場合起こります。
どちらかの使用にしてもう一方を削除してください。
Q EPSON GT-7000を使用するとスキャンできるが、GT-7000機能のスキャナビが使用できません。
- 現在調査中ですが、機能拡張からGT-7000の機能拡張を削除してご使用ください。
Q REX-PCI34Pに接続したハードディスクにインストールしてあるプログラムを起動すると、そのプログラムのエラーでバスエラーまたはタイプ10エラーとなることがあります。
- そのプログラムのエラーでバスエラーまたはタイプ10エラーとなることがあります。これは、PCIバスとメモリがうまく転送できないためです。
装着しているメモリを1枚ごと装着してどれかのメモリに問題がないか確認してください。
Q PowerMacintosh G4(M7891J/A,M7893J/A)でスリープ後システムの復帰ができません。
- 弊社でも同様の現象を確認しております。現在のところ動作制限とさせていただきますので、スリープ機能は使用できません。
● SCSI機器について ●
Q 接続可能なSCSI機器を知りたいのですが?
- LVD(ディファレンシャル)Ultra2 Wide SCSIおよびSE(シングルエンド)UltraWide SCSI対応のSCSI機器が接続可能です。
* 尚、詳細につきましては、弊社ホームページに動作確認済みSCSI機器一覧表を用意しておりますので、そちらでご確認ください。
Q SCSI-1のみ対応のSCSI機器は接続可能ですか?
- 原則として(ハードディスク以外)使用できません。サポート対象外(ハードディスクを除く)とさせていただきます。
Q 50Pin(Narrow)対応の機器を接続して使用できますか?
- ご使用いただけますが、REX-PCI34の接続コネクタは内部、外部ともに68Pin(Wide)タイプになっているため、市販の68Pin⇔50PinのSCSI変換コネクタか、68Pin⇔50PinのSCSIケーブルが必要になります。
またSCSIコンフィギュレーションユーティリティにて、High側のターミネーションの設定を有効にする必要があります。
Q LVD(ディファレンシャル)対応機器とSE(シングルエンド)対応機器を同時に接続して使用できますか?
- 使用可能です。ただし1台でもSEのSCSI機器接続している場合、LVDのSCSI機器もSEモードで認識してしまいます。
Q 接続可能な機器の台数は何台ですか?
- 接続台数は15台を超えないようにしてください。
LVD(ディファレンシャル)対応のSCSI機器をLVD専用ケーブルで接続していただいた場合、最大12mまで延長可能です。
ただし、SE(シングルエンド)対応のSCSI機器を接続されている場合、SCSI機器の組み合わせや使用するSCSIケーブルにもよりますが、接続台数1-3台でSCSIケーブルが3m以下、接続台数4-7台でSCSIケーブルが1.5m以下という制限があります。
Q 接続したSCSI機器からシステム起動することは可能ですか?
- ハードディスクおよびリムーバブルディスクは可能です。
1999年1月15日発売の新PowerMacintoshシリーズの場合、REX-PCI34Pのファームウェアのバージョンが1.02以上を使用する必要があります。
お使いのREX-PCI34Pのファームウェアのバージョンが古い場合は、最新ファームウェアファイルをダウンロードしてファーウェアのアップデートを行なってください。
CD-ROMからのシステム起動は対応しておりません。
● SCSI機能について ●
Q SCSI機器接続用のコネクタ形状は?
- 内部、外部とも68ピンSCSI-3 Pコネクタです。
Q ホスト側のデータ転送方式はバスマスター, DMA, PIOのどれですか?
- バスマスター方式です。
Q SCSIの最大転送速度は?
- 同期転送(LVD Ultra2 Wide SCSI):80MBbyte/sec (理論値)
同期転送(UltraWideSCSI):40MBbyte/sec (理論値)
同期転送(UltraSCSI):20Mbyte/sec (理論値)
同期転送(FAST-SCSI):10Mbyte/sec (理論値)
SCSIコンフィギュレーションユーティリティでSCSI ID毎に転送モードを変更できます。
Q REX-PCI34PのSCSI ID番号は何番ですか?
- 出荷時はID7に設定されていますが、SCSIコンフィギュレーションユーティリティで他の番号に変更できます。
Q SCSIパリティの設定は可能ですか?
- 出荷時はパリティ有効に設定されていますが、 SCSIコンフィギュレーションユーティリティで無効に変更できます。
Q SCAMに対応していますか?
- 対応しておりません。
Q SCSIターミネータのlow、highとありますが、どういうことですか?
- REX-PCI34のようなUltraWide対応(68Pin)のSCSIボードのターミネータにはlow、highの2種類があり、50Pinタイプ(Narrow)のSCSI機器では、low側のターミネータを使用し、68PinのSCSIタイプ(Wide)のSCSI機器ではlow側とhigh側の両方のターミネータを使用します。
通常はAutoの設定しますが、外部に50Pinタイプ(Narrow)のSCSI機器を使用する場合、 SCSIコンフィギュレーションユーティリティにてlow側をOFF、high側をONにする必要があります。
Q REX-PCI34Pを2枚同時に装着して使用することは可能ですか?
- 可能です。
Q REX-PCI34P以外のSCSIボードと一緒に装着して動作させることは可能ですか?
- 可能です。
Q REMUS RAIDソフトウェアは使用できますか?
- 使用できません。。
Soft RAID社のSoft RAIDをお勧めします。
● その他の質問 ●
Q PCIスロット規格のバージョンは?
- PCI Revison2.0以降のPCIスロットに対応しています。
また、REX-PCI34Pのボードは、PCI Revison2.1に準拠しています。
Q パッケージにある対応機種の項目に[PCIスロット(PCI Local Bus2.1以降)を備えたPowerMacintosh]とありますが、PCI Revision2.0のPCIスロットのパソコンには対応していないのでしょうか?
- PCI Revison2.0のPCIスロットのパソコンでもご使用いただけます。
申し訳ありません。表記の誤りです。
Q REX-PCI34Pをドライバだけ変更してDOS/V機などで使用したいのですが可能ですか?
- 搭載されているBIOSがMacintosh専用となっているためDOS/V機などでは使用できません。
● 保守サポートに関して ●
Q 修理およびサポートの窓口は?
- SCSI Pro Shop SCSIサポート窓口で受け付けております。
※修理およびサポートの提供期間について
出荷完了後5年を経過した製品については、原則として修理、保守、サポートの提供を終了させていただいております。詳細は、「弊社製品の修理・サポート期間について」をご確認ください。