Ultra Wide SCSI PCIボード
REX−PCI33P(FAQ)2000-08-29版
● MACトラブルシューティング ●
Q B'sCrewのメインメニューでREX-PCI33PのスロットNOが表示されません。
- 以下のことを試してみてください。
- マザーボード上のリセットスイッチ(PCIスロットがある近くの横あたりの小さなスイッチ)を押す。
- REX-PCI33Pを装着するスロットの位置を変更する。
- 上記のことを行っても表示されない場合は、ハードウェアの故障が考えられます。
弊社サポートセンターまでお問い合わせください。
Q B'sCrewのメインメニューに接続されているはずのハードディスクが表示されません。
または、ハードディスクを接続すると、ハングアップします。
- 以下の手順で確認してください。
- SCSI機器の電源をOFFにして、パソコンを起動します。
- 起動後、B'sCrewのメインメニューでスキャンします。
- SCSI機器の電源を入れてスピンアップを確認してから、再度スキャンを実行します。
応答がなくなった場合、SCSI機器に問題があります。転送速度を下げてアクセスしてみてください。
- 接続ケーブルが断線していないか、または接続コネクタのピンが折れ曲がっていないか確認してください。
Q B'sCrewのメインメニューに接続されているはずのSCSI機器が表示されない場合があります?
- ビデオアクセラレータ系のボードが隣のスロットに装着されている場合、起こることがあります。
REX-PCI33PをセットするPCIスロットの推奨位置を以下に示します。
但し、CPUに近い方を Slot 1 とします。
・PowerMAC 9500,9600系 Slot 1 - Slot 3 ・PowerMAC 8500,8600系 Slot 1 ・PowerMAC 7000系 Slot 1 ・PowerMAC G3系 特になし ・Umax 互換機 Slot 1 - Slot 2
Q MacOS 8.5 にするとREX-PCI33Pに接続したHDからのブートでアイコンパレード後ハングアップする?
- B'sCrew 2.1以前が組み込まれている場合に発生します。
B'sCrew 2.1.1にて対策されました。差分、データは(株)ビー・エイチ・エー社サイトよりダウンロードいただけます。
Q OSをインストール時、[このディスクはApple社製ハードディスクではないので、このプログラムでは更新できません。ドライバを更新する必要がある場合、お使いのコンピュータ、または、ハードディスクの開発/販売元にお問い合わせください。]と表示されます。
- Apple社製以外のハードディスクを使用の場合、表示されます。
すでに、B'sCrewにてドライバがインストールされていれば、このまま続行します。
[警告を無視]を選択してください。
Q 新Power MacintoshG3でのOSインストール時、[選択されたディスク"名称未設定"上のシステムソフトウェアを更新できません。別のディスクを選択するか新規インストールしてください。]と表示されます。
Q 新Power MacintoshG3でのOSインストール時、[このディスクはApple社製以外のディスクユーティリティでフォーマットされているので、"名称未設定"のドライバを更新することはできません。ドライバを更新する必要があるかどうか、そのユーティリティの開発/販売元にお問い合わせください。]と表示されます。
- MacOS標準の[ドライブ設定]以外でフォーマットされたディスクへのインストールで表示されます。
以下の手順で回避してください。
- インストールするディスクが、B'sCrew でフォーマットされていない場合は、まずB'sCrew でフォーマットしてください。
- MacOSのインストールで[オプション...]を開きます。
- [□Apple社製ハードディスク用ドライバを更新する]のチェックを外します。
以上でエラーは表示されなくなります。
Q データ転送中にハングアップしたりブートアップしなくなったりする?
- 以下の項目を確認してください。
- SCSIケーブルが良質のものか確認してください。
- ディジーチェインしているときは、同じ特性のケーブルで統一します。
- ターミネータはアクティブターミネータか確認してください。
- SCSIケーブル長が総計1.5m以内(Ultraの場合)であるか確認してください。
* 外付けユニット1台で約15cm使用します。試しにSCSI機器の台数を減らしてみるとよいでしょう。
Q SCSIコンフィギュレーションユーティリティが途中でハングアップしたり初期化できないなどのエラーとなります。
- 接続してあるSCSI機器の電源がONの場合、起こります。
SCSIコンフィギュレーションは以下の手順で行ってください。
- SCSI機器の電源をOFFにしてください。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- 設定を変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI33PにSCSI機器を接続して機器の電源を入れ、パソコンを起動します。
* SCSIコンフィギュレーションユーティリティは、CD-ROMのまま起動してください。 - SCSI機器の電源をOFFにしてください。
Q Adobe Photo Shopで印刷を行なうとパソコンがハングアップします。
- この現象は弊社でも確認しており現在調査中ですが、以下の作業で回避できないか試してみてください。
- 実行時の仮想メモリのサイズを標準値に設定する。
- PhotoShopの再インストールを行なう。
- スワップファイルの場所をSCSIボードに接続されていないHDDに設定する。
● ハードウェアトラブルシューティング ●
Q REX-PCI33Pを装着するとシステムの起動が遅くなるのですが。
- システム起動時に、REX-PCI33Pに接続されたSCSI機器を確認する処理が追加されるため起動が約20秒から30秒ほど遅くなります。
起動が遅くなるのがこの範囲であれば、正常に動作しているとお考えください。
参考までに各種PCI SCSIボード装着時におけるMacintosh (MacOS 8.1)の起動時間 を掲載しております。
Q REX-PCI33Pに接続したハードディスクからシステムが起動できません。
- 以下の点を確認してください。
- ハードディスクへのB'sCrewドライバがインストールされているか。
- ハードディスクの自動スピンアップの設定がOFFになっていないか。
Q 外付けハードディスクのMELCO DSC-UE/UxxGTR/UxxGTVシリーズまたは I-O DATA HDVS-UMシリーズをデイジー接続していると、よくファイルの転送中にハングアップを起こします。
- 外付けハードディスクのMELCO DSC-UE/UxxGTR/UxxGTVシリーズまたは I-O DATA HDVS-UMシリーズをデイジー接続する場合、接続するSCSI機器の台数に制限が入る場合があります。
これらのハードディスクを接続する場合は、なるべくSCSI機器の台数を減らしてください。
Q ORB 2.2GBで大きなデータをコピーするとハングアップします。
- ORBの説明書に他のSCSI機器とディジーチェインができない記述がございます。ORBは単体でご使用ください。
- 機能拡張に"ORB TOOL"と"B'sCrew Driver"を両方インストールしてある場合発生します。機能拡張には、どちらか一方だけを組み込んでください。
Q FUJITSU MOを採用している古いMOドライブを接続するとハングアップする?
- 以下の手順で転送速度を10MB/sに設定してください。
- REX-PCI33Pに接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- FUJITSU MOに該当するSCSI-IDの[最大転送速度(MB/s)]の値を10に変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI33PにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
Q KONIKA OMD-6020を搭載したMOを接続していますが、アクセスランプが点滅するだけでアクセスできません。
- 以下の手順で転送モードを非同期に設定してください。
- REX-PCI33Pに接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行します。
- KONIKA OMD-6020に該当するSCSI-IDの[同期転送]のチェックをはずします。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI33PにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
Q UMAX製イメージスキャナAstra1200s、1220sを接続しても、スキャナを検出できません。
- この現象は弊社でも確認されており対策中ですが、Astra1200s、1220sについては現時点では未対応となっております。
Q ALPS MD-xxxxを使用すると、SCSI SCANで認識できません。
- 以下の手順でパリティの設定をOFFに設定してください。
- REX-PCI33Pに接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行します。
- [パリティ]を有効→無効に変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI33PにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
※ただし、パリティOFFによるデータに信頼性が低下するため、Storage機器をディジー接続することは、お勧めできません。
Q REX-PCI33Pに接続したハードディスクにインストールしてあるプログラムを起動すると、そのプログラムのエラーでバスエラーまたはタイプ10エラーとなることがあります。
- そのプログラムのエラーでバスエラーまたはタイプ10エラーとなることがあります。これは、PCIバスとメモリがうまく転送できないためです。
装着しているメモリを1枚ごと装着してどれかのメモリに問題がないか確認してください。
Q ZIPを接続するとマウントできなかったり、コピーでハングアップします。MOを接続した場合は、問題ありません。
- "Iomega Driver"と"B's Crew Driver"が両方インストールされている場合起こります。
どちらかの使用にしてもう一方を削除してください。
Q PowerMacintosh G4(M7891J/A,M7893J/A)で、スリープ後システムの復帰ができません。
- 弊社でも同様の現象を確認しております。現在のところ動作制限とさせていただきますので、スリープ機能は使用できません。
● SCSI機器について ●
Q 接続可能なSCSI機器を知りたいのですが?
- SCSI-2およびUltraSCSI、UltraWide SCSI対応のSCSI機器が接続可能です。
それぞれのコネクタにSCSI機器を接続した場合について説明します。
- 原則として(ハードディスク以外)使用できません。サポート対象外(ハードディスクを除く)とさせていただきます。
Q 内部と外部あわせて3系統ありますが、同時に使用できますか?
- 3系統の同時使用はできません。任意の2系統まで同時に使用いただけます。
使用いただける組み合わせは、以下のとおりです。
- 外部68pinコネクタのみ
- 内部68pinコネクタのみ
- 内部50pinコネクタのみ
- 外部68pinコネクタ+内部68pinコネクタ
- 内部50pinコネクタ+内部68pinコネクタ
- 外部68pinコネクタ+内部50pinコネクタ
Q 各コネクタに対する最大の転送速度は?
- 転送速度は以下のとおりです。
- 内部68pinコネクタ:40MBbyte/sec (理論値)
- 内部50pinコネクタ:20MBbyte/sec (理論値)
- 外部68pinコネクタ:40MBbyte/sec (理論値)
Q 接続可能な機器の台数は何台ですか?
- 接続台数は15台を超えないようにしてください。
SCSI機器の組み合わせや使用するSCSIケーブルにもよりますが、特にUltra-SCSIモードで動作している場合、3台を超えると動作が不安定になることがあります。
UltraSCSI対応の機器が含まれる場合、接続台数1-3台でSCSIケーブルが3m以下、接続台数4-7台でSCSIケーブルが1.5m以下という制限があります。
SCSI-2対応の機器のみの場合は、接続台数が7台まででSCSIケーブルが3m以下です。
Q 接続したSCSI機器からシステム起動することは可能ですか?
- ハードディスクおよびリムーバブルディスクは可能です。
以下のメディアからのシステム起動は対応しておりません。
640MBおよび1.3GBのMO、CD-ROM、DVD-RAM
Q 使用可能なSCSI機器の種類を知りたいのですが?
- 現在、以下のデバイスの動作が確認されております。
* 尚、詳細につきましては、動作確認済みSCSI機器一覧表を用意しておりますので、そちらでご確認ください。
- ◎ハードディスクドライブ
- ◎CD-ROMドライブ
- ◎CD-ROMドライブ
- * CD-ROM専用のマウンタが必要になります。
* Apple社製CD-ROMは接続できません。
- ◎CD-Rドライブ、CD-RWドライブ
- * ただし、CD-Rへの書き込みは使用環境(CPUパワー、搭載メモリー、接続環境、使用ソフト)に依存するため、すべてにおいて接続可能というわけではありません。
特に4倍速以上での書き込みは、使用環境に依存します。
- * CR-ROM、CD-Changer、CD-R等を接続するには、別途専用のソフトウェアが必要です。
- * CR-ROM、CD-Changer、CD-R等を接続するには、別途専用のソフトウェアが必要です。
- ◎MOドライブ
- 128MB〜1.3GBの両方のメディアに対応しています。また、オーバライト方式のMOドライブにも対応しております。
- ◎PDドライブ
- △イメージスキャナ、フィルムスキャナ
- △イメージスキャナ、フィルムスキャナ
- * スキャナはTWAIN対応のスキャナドライバが拡張SCSIバスに対応している機種のみ使用可能です。
詳しい対応については、スキャナメーカ様に直接お問い合わせください。
* UMAX製イメージスキャナAstra1200s、1220sには現時点では対応しておりません。
- △プリンタ
- * プリンタはプリンタドライバが拡張SCSIバスに対応している機種のみ使用可能です。
詳しい対応については、プリンタメーカ様に直接お問い合わせください。
- ◎ハードディスクドライブ
● SCSI機能について ●
Q SCSI機器接続用のコネクタ形状は?
- コネクタは以下のとおりです。
SCSI内部コネクタ・・・68ピンSCSI-3 Pコネクタ、50ピンフラットケーブルタイプコネクタ(2.54ピッチ50Pヘッダ)
SCSI外部コネクタ・・・68ピンSCSI-3 Pコネクタ
Q UltraWideに対応していますか?
- 対応しております。
Q ホスト側のデータ転送方式はバスマスター、DMA、PIOのどれですか?
- バスマスター方式です。
Q SCSIの最大転送速度は?
- 同期転送(UltraWideSCSI):40MBbyte/sec (理論値)
同期転送(UltraSCSI):20Mbyte/sec (理論値)
同期転送(FAST-SCSI):10Mbyte/sec (理論値)
SCSIコンフィギュレーションユーティリティでSCSI ID毎に転送モードを変更できます。
Q REX-PCI33PのSCSI ID番号は何番ですか?
- 出荷時はID7に設定されていますが、SCSIコンフィギュレーションユーティリティで他の番号に変更できます。
Q SCSIパリティの設定は可能ですか?
- 出荷時はパリティ有効に設定されていますが、 SCSIコンフィギュレーションユーティリティで無効に変更できます。
Q SCAMに対応していますか?
- 対応しておりません。
Q SCSIターミネータのlow、highとありますが、どういうことですか?
- REX-PCI33のようなUltraWide対応(68Pin)のSCSIボードのターミネータにはlow、highの2種類があり、50Pinタイプ(Narrow)のSCSI機器では、low側のターミネータを使用し、68PinのSCSIタイプ(Wide)のSCSI機器ではlow側とhigh側の両方のターミネータを使用します。
通常はAutoの設定で変更しないでください。
- 可能です。
Q REX-PCI33P以外のSCSIボードと一緒に装着して動作させることは可能ですか?
- 可能です。
Q REMUS RAIDソフトウェアは使用できますか?
- 使用できません。
Soft RAID社のSoft RAIDをお勧めします。
● その他の質問 ●
Q 対応するパソコンは?
- PCIバス拡張スロットを塔載したPower Macintoshに対応しております。
基本的にPower Macintosh互換機はサポート対象外とさせていただきます。
なお、以下のパソコンではSLOT3,4,5,6にてREX-PCI33Pはご使用いただけないことがわかっております。
Radius Super Mac J700 233AV, SUPER MAC S900, UMAX Pulsar 255, UMAX Pulsar 2000
動作確認済みパソコンの一覧表を用意しておりますので、そちらでご確認ください。
Q 1999年1月15日発売の新Power Macintosh G3シリーズには対応していますか?
- 対応しております。
Q 対応するOSは?
- MacOS 7.5.x(7.5.1は除く)〜9.0.4に対応しております。
ただし、OS 7.5.Xなどで、モダン・メモリマネージャの設定をOFFにしないでください。
パソコンが起動できなくなります。
必ずモダン・メモリマネージャの設定はONにしてお使いください。
Q BeOSに対応していますか?
- 対応しておりません。
Q PCIスロット規格のバージョンは?
- PCI Revison2.0以降のPCIスロットに対応しています。
また、REX-PCI33Pのボードは、PCI Revison2.1に準拠しています。
Q REX-PCI33Pをドライバだけ変更してDOS/V機などで使用したいのですが可能ですか?
- 搭載されているBIOSがMacintosh専用となっているためDOS/V機などでは使用できません。
● 保守サポートに関して ●
Q 修理およびサポートの窓口は?
- SCSI Pro Shop SCSIサポート窓口で受け付けております。
※修理およびサポートの提供期間について
出荷完了後5年を経過した製品については、原則として修理、保守、サポートの提供を終了させていただいております。詳細は、「弊社製品の修理・サポート期間について」をご確認ください。