Ultra SCSI PCIボード
REX-PCI30P/PX/L/LP(FAQ) 2006-04-28版
- 製品仕様について(製品紹介のページへ)
- 対応パソコンについて
MacOS X/MacOS 9共通 トラブルシューティング - MacOS X トラブルシューティング
- MacOS 9 トラブルシューティング
- SCSI機器について
- SCSI機能について
- その他の質問
- 保守サポートに関して
● 対応パソコンについて ●
Q Apple PowerMac G5(PCI Expressスロットのみ搭載のモデル)に対応していますか?
- REX-PCI30シリーズは、PCI Expressスロットのみ搭載のApple PowerMac G5には対応していません。
本製品は 32ビット PCIバス規格で設計されており、PCI Expressとは規格が異なります。
PowerMac G5 にSCSI機器を接続する方法として、SCSIを変換してFireWireポートに接続するコンバータ FireREX1 の使用をご検討ください。(使用可能なSCSI機器に関しては、FireREX1の動作確認済みSCSI機器一覧にて確認ください。)
FireREX1製品情報ページ >>
● MacOS X/MacOS 9 共通トラブルシューティング ●
Q データ転送中にハングアップしたりブートアップしなくなったりする?
- 以下の項目を確認してください。
- SCSIケーブルが良質のものか確認してください。
- ディジーチェインしているときは、同じ特性のケーブルで統一します。
- ターミネータはアクティブターミネータか確認してください。
- SCSIケーブル長が総計1.5m以内(Ultraの場合)であるか確認してください。
* 外付けユニット1台で約15cm使用します。試しにSCSI機器の台数を減らしてみるとよいでしょう。
Q SCSIコンフィギュレーションユーティリティが途中でハングアップしたり初期化できないなどのエラーとなります。
- 接続してあるSCSI機器の電源がONの場合、起こります。
SCSIコンフィギュレーションは以下の手順で行ってください。
- SCSI機器の電源をOFFにしてください。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- 設定を変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- 本製品にSCSI機器を接続して機器の電源を入れ、パソコンを起動します。
* SCSIコンフィギュレーションユーティリティは、CD-ROMのまま起動してください。
- システム起動時に、本製品に接続されたSCSI機器を確認する処理が追加されるため起動が約20秒から30秒ほど遅くなります。
起動が遅くなるのがこの範囲であれば、正常に動作しているとお考えください。
Q 本製品に接続したハードディスクからシステムが起動できません。
- 以下の点を確認してください。
- ハードディスクへのB'sCrewドライバがインストールされているか。 (MacOS 9 以前の場合)
- ハードディスクの自動スピンアップの設定がOFFになっていないか。
Q QUANTUMやIBMのハードディスクでは正常に動作できていますが、SEAGATEの一部のハードディスクのみコピー中にハングアップ等が起こる?
- 本製品のSCSI-BIOSVer1.5以前の場合に発生します。
CD-ROMまたはインターネットに公開してあるSCSI-BIOSファイルをVer1.6以降にアップグレードしてください。 アップグレードのファイルの詳細については、”はじめにお読みください”のファイルを参照してください。
Q 外付けハードディスクのMELCO DSC-UE/UxxGTR/UxxGTVシリーズまたは I-O DATA HDVS-UMシリーズ、Logitec SHD-UxxEシリーズなどをデイジー接続していると、よくファイルの転送中にハングアップを起こします。
- 外付けハードディスクのMELCO DSC-UE/UxxGTR/UxxGTVシリーズまたは I-O DATA HDVS-UMシリーズ、Logitec SHD-UxxEシリーズなどをデイジー接続する場合、接続するSCSI機器の台数に制限が入る場合があります。
これらのハードディスクを接続する場合は、なるべくSCSI機器の台数を減らしてください。
Q FUJITSU MOを採用している古いMOドライブを接続するとハングアップする?
- 以下の手順で転送速度を10MB/sに設定してください。
- 本製品に接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- FUJITSU MOに該当するSCSI-IDの[転送速度]の値を10.0に変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- 本製品にSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
Q ミノルタ製フィルムスキャナ DimageScanDual が使用できません。
- この現象は、弊社でも確認されており、DimageScanDual については現時点では未対応となっております。
Q UMAX製イメージスキャナ Astra1200s、PowerLook 3000、MirageII、MirageIIse、が使用できません。
- この現象は、弊社でも確認されており、これらの機器については現時点 では未対応となっております。
Q ALPS MD-XXXXを使用すると、SCSI SCANで認識/使用できません。
- 以下の手順でSCSI 設定値を設定してください。
- REX-PCI30Pに接続しているSCSI機器の接続を外している状態でパソコンを起動します。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行します。
- [SCSIパリティ]のチェックを外します。
- ALPS MD-XXXXに該当するID番号の[転送速度]の値を[20MB/s]→[非同期]に変更します。
- ALPS MD-XXXXに該当するID番号の[ディスコネクト]と[コマンドキューイング]のチェックを外します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- REX-PCI30PにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
※ただし、SCSIパリティOFFによりデータの信頼性が低下するため、Storage機器をディジー接続することは、お勧めできません。 - REX-PCI30Pに接続しているSCSI機器の接続を外している状態でパソコンを起動します。
● MacOS X トラブルシューティング ●
Q MacOS 10.1以上の環境にMacOS 10.0.4専用ドライバを組み込んでしまいました。
- MacOS 10.0.4専用ドライバは10.1以上の環境では動作いたしません。
下記の方法でドライバの入れ直しを行ってください。(製品添付のCD-ROMは不要です)。
- 作業前には必ずPCI30のボードは外してください
- ドライバをダウンロードします。
- ターミナルにて「pci30hx_rm.sh」(ダウンロードしたセットに含まれています)を実行します
- パソコンを再起動します
- ダウンロードしたドライバ「pci30hx.pkg」を実行し、ドライバをインストールします
- ドライバインストール完了後、パソコンの電源を切り、PCI30を再度取り付けます
注意:
PCI30のBIOSをVer1.2.0以上に更新している場合、ドライバの組み込みは不要です。
(BIOSのバージョンは、添付のConfigXにて確認できます)
インストールされているドライバの対応OSバージョンは、Kernel Extention に表示されるファイル情報のドライババージョンにて判別できます。
- MacOS10.0.4専用ドライバ:Ver 1.0.0
- MacOS10.1以上用ドライバ:Ver 1.2.0
上記方法でドライバを入れ直した場合で、システムプロフィール(10.4.3の場合)の「PCIカード」に「pci10cd,1310」の表記があれば、REX-PCI30のセットアップは完了しております。表示がなければ、インストールに失敗している可能性があります。再度ドライバの入れ直しを行うか、システムのクリーンインストールを行ってください。
● MacOS 9 トラブルシューティング ●
Q B'sCrewのメインメニューで本製品のスロットNOが表示されません。
- 以下のことを試してみてください。
- マザーボード上のリセットスイッチ(PCIスロットがある近くの横あたりの小さなスイッチ)を押す。
- 本製品を装着するスロットの位置を変更する。
-
上記のことを行っても表示されない場合は、ハードウェアの故障が考えられます。
弊社サポートセンターまでお問い合わせください。
Q B'sCrewのメインメニューに接続されているはずのハードディスクが表示されません。
または、ハードディスクを接続すると、ハングアップします。
- 以下の手順で確認してください。
- SCSI機器の電源をOFFにして、パソコンを起動します。
- 起動後、B'sCrewのメインメニューでスキャンします。
- SCSI機器の電源を入れてスピンアップを確認してから、再度スキャンを実行します。
応答がなくなった場合、SCSI機器に問題があります。転送速度を下げてアクセスしてみてください。
- ビデオアクセラレータ系のボードが隣のスロットに装着されている場合、起こることがあります。
本製品をセットするPCIスロットの推奨位置を以下に示します。
但し、CPUに近い方を Slot 1 とします。
・PowerMAC 9500,9600系 Slot 1 - Slot 3 ・PowerMAC 8500,8600系 Slot 1 ・PowerMAC 7000系 Slot 1 ・PowerMAC G3系 特になし ・UMAX 互換機 Slot 3 - Slot 6
Q MacOS 8.1 にすると本製品に接続したハードディスクからのブートでアイコンパレード後ハングアップする?
- B'sCrew 2.1以前が組み込まれている場合に発生します。
B'sCrew 2.1.1にて対策されました。差分、データは(株)ビー・エイチ・エー社サイトよりダウンロードいただけます。
Q OSをインストール時、[このディスクはApple社製ハードディスクではないので、このプログラムでは更新できません。ドライバを更新する必要がある場合、お使いのコンピュータ、または、ハードディスクの開発/販売元にお問い合わせください。]と表示されます。
- Apple社製以外のハードディスクを使用の場合、表示されます。
すでに、B'sCrewにてドライバがインストールされていれば、このまま続行します。 [警告を無視]を選択してください。
Q 新PowerMacintoshG3でのOSインストール時、[選択されたディスク"名称未設定"上のシステムソフトウェアを更新できません。別のディスクを選択するか新規インストールしてください。]と表示されます。
Q 新PowerMacintoshG3でのOSインストール時、[このディスクはApple社製以外のディスクユーティリティでフォーマットされているので、"名称未設定"のドライバを更新することはできません。ドライバを更新する必要があるかどうか、そのユーティリティの開発/販売元にお問い合わせください。]と表示されます。
- MacOS標準の[ドライブ設定]以外でフォーマットされたディスクへのインストールで表示されます。
以下の手順で回避してください。
- インストールするディスクが、B'sCrew でフォーマットされていない場合は、まずB'sCrew でフォーマットしてください。
- MacOSのインストールで[オプション...]を開きます。
- [□Apple社製ハードディスク用ドライバを更新する]のチェックを外します。
以上でエラーは表示されなくなります。
Q Adobe PhotoShopで印刷を行なうとパソコンがハングアップします。
- この現象は弊社でも確認しており現在調査中ですが、以下の作業で回避できないか試してみてください。
- 実行時の仮想メモリのサイズを標準値に設定する。
- PhotoShopの再インストールを行なう。
- 上記機種に搭載されているDVR-103とRATOC SCSI Series Rev4.0のCD-ROMの間でリードアウトが短い(規約内)ことによる不都合があります。
上記機種におきまして RATOC SCSI Series CD-ROM Rev2.6に含まれる SCSI-BIOSでは一部動作しませんので、最新データを弊社サイトよりダウンロードしてください。
CD-ROMが必要な場合は RATOC SCSI Series CD-ROM Rev2.7 を送付いたしますので、サポートページよりお申し込みください。
- 現在の制限事項とさせていただきます。
Sleepに入らない設定にしていただくか、起動ディスクプログラム起動前にシステムの再起動を行ってください。
Q ORB 2.2GBで大きなデータをコピーするとハングアップします。
- ORBの説明書に他のSCSI機器とディジーチェインができない記述がございます。ORBは単体でご使用ください。
- 機能拡張に"ORB TOOL"と"B'sCrew Driver"を両方インストールしてある場合発生します。機能拡張には、どちらか一方だけを組み込んでください。
Q ZIPを接続するとマウントできなかったり、コピーでハングアップします。MOを接続した場合は、問題ありません。
- 機能拡張に"Iomega Driver"と"B'sCrew Driver"を両方インストールしてある場合発生します。機能拡張には、どちらか一方だけを組み込んでください。
Q 本製品に接続したハードディスクにインストールしてあるプログラムを起動すると、そのプログラムのエラーでバスエラーまたはタイプ10エラーとなることがあります。
- そのプログラムのエラーでバスエラーまたはタイプ10エラーとなることがあります。これは、PCIバスとメモリがうまく転送できないためです。
装着しているメモリを1枚ごと装着してどれかのメモリに問題がないか確認してください。
Q KERNEL PCカード・リーダーPCD600を使用すると、パソコンがハングアップします。
- 以下の手順で転送速度を非同期に設定してください。
- 本製品に接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。
- CD-ROM内のSCSIコンフィギュレーションを実行します。
- FUJITSU MOに該当するSCSI-IDの[転送速度]の値を非同期に変更します。
- [OK]をクリックして書きこみ後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。
- 本製品にSCSI機器を接続してパソコンを起動します。
● SCSI機器について ●
Q 接続可能なSCSI機器を知りたいのですが?
- SCSI-2およびUltraSCSI対応のSCSI機器が接続可能です。
Q Wide対応のハードディスクは使用できますか?
- 使用できません。サポート対象外とさせていただきます。
Q SCSI-1のみ対応の古いSCSI機器は接続可能ですか?
- 原則として(ハードディスク以外)使用できません。サポート対象外(ハードディスクを除く)とさせていただきます。
Q 接続可能な機器の台数は何台ですか?
- 接続台数は7台を超えないようにしてください。
SCSI機器の組み合わせや使用するSCSIケーブルにもよりますが、特にUltra-SCSIモードで動作している場合、3台を超えると動作が不安定になることがあります。
UltraSCSI対応の機器が含まれる場合、接続台数1-3台でSCSIケーブルが3m以下、接続台数4-7台でSCSIケーブルが1.5m以下という制限があります。
SCSI-2対応の機器のみの場合は、接続台数が7台まででSCSIケーブルが3m以下です。
Q 接続したSCSI機器からシステム起動することは可能ですか?
- ハードディスクおよびリムーバブルディスクは可能です。
以下のメディアからのシステム起動は対応しておりません。
640MBおよび1.3GBのMO、CD-ROM、DVD-RAM
Q 使用可能なSCSI機器の種類を知りたいのですが?
- 詳細につきましては、弊社ホームページに動作確認済みSCSI機器一覧表を用意しておりますので、そちらでご確認ください。
● SCSI機能について ●
Q UltraWideに対応していますか?
- 対応しておりません。
Q ホスト側のデータ転送方式はバスマスター、DMA、PIOのどれですか?
- バスマスター方式です。
Q SCSIの最大転送速度は?
- 同期転送(UltraSCSI):20Mbyte/sec (理論値)
同期転送(FAST-SCSI):10Mbyte/sec (理論値)
SCSIコンフィギュレーションユーティリティでSCSI ID毎に転送モードを変更できます。
Q 本製品のSCSI ID番号は何番ですか?
- 出荷時はID7に設定されていますが、SCSIコンフィギュレーションユーティリティで他の番号に変更できます。
Q SCSIパリティの設定は可能ですか?
- 出荷時はパリティ有効に設定されていますが、 SCSIコンフィギュレーションユーティリティで無効に変更できます。
Q SCAMに対応していますか?
- 対応しておりません。
Q 本製品を2枚同時に装着して使用することは可能ですか?
- 可能です。
Q 本製品以外のSCSIボードと一緒に装着して動作させることは可能ですか?
- 可能です。REX-PCI30HXの場合、本製品のBIOSとREX-PCI30HXのドライバのバージョンを合わせてください。
Q REMUS RAIDソフトウェアは使用できますか?
- 使用できません。
B'sCrew 3.0 ドライブジョインをお勧めします。
● その他の質問 ●
Q 対応するパソコンは?
- PCIバス拡張スロットを塔載したPower Macに対応しております。
弊社ホームページに動作確認済みパソコンの一覧表を用意しておりますので、そちらでご確認ください。
Q PCIスロット規格のバージョンは?
- PCI Revision2.0です。
Q 本製品をドライバだけ変更してWindowsなどで使用したいのですが可能ですか?
- 搭載されているBIOSがMacintosh専用となっているためWindowsなどでは使用できません。
● 保守サポートに関して ●
Q 修理およびサポートの窓口は?
- SCSI Pro Shop SCSIサポート窓口で受け付けております。
※修理およびサポートの提供期間について
出荷完了後5年を経過した製品については、原則として修理、保守、サポートの提供を終了させていただいております。詳細は、「弊社製品の修理・サポート期間について」をご確認ください。