CardBus PCカードアダプタ
REX−CBS40(FAQ)2010-04-28版
- 製品仕様について(製品紹介ページへ)
- トラブルシューティング(共通)
- トラブルシューティング(Windows 2000 / XP)
- トラブルシューティング(Windows Me / 98 Second Edition)
- 対応パソコン・OSについて
- 対応PCカードについて
- 各種設定の方法
- その他の質問
- 保守サポートに関して
● トラブルシューティング(共通) ●
Q IRQに空きがありません。このような環境でPCカードを使用する方法はありますか?
- 32ビットCardBus対応のカードは、IRQの空きがなくてもそのまま使用できます。(REX-CBS40と割り込みを共有するため)
16ビットPCカードの場合は、使用する枚数分のIRQの空きが必要になります。IRQの空きの確認と確保を参照し設定してください。
Q REX-CBS40のインストール(セットアップ)を行った直後から、SoundMAXが動作しなくなりました。
- 16ビットPCカードを使用する場合、Analog Devices社製のアプリケーションSoundMAXと共存できない場合があります。
Q REX-CBS40のインストール(セットアップ)を行ってから、システムの終了ができなくなりました。
- 一部のパソコン/マザーボードにて現象が発生することを確認しております。BIOSのPower Management関連の設定変更により回避可能な場合があります。下記の例のように設定を変更して、一度ご確認ください。
<例>[Power Management Setup]の[PME Event Wake Up]項目の設定を[Disable]に設定する
注意:
BIOSの画面や設定項目はパソコン/マザーボードにより異なります。設定手順などの詳細に関して弊社ではわかりかねますので、パソコン/マザーボードのマニュアルを参照いただくか、あるいはメーカにお問い合わせください。またパソコン/マザーボードにより設定項目がない場合があります。その際は類似項目がないか、他の方法がないかをパソコン/マザーボードのサポートセンターにご連絡ください。
Q REX-CBS40に装着した高速PCカード(eSATAカードなど)からデータ書き込みをおこなうと、転送速度が10〜15MB/S 程度まで低下します。
- マザーボードによっては、REX-CBS40に装着した高速PCカードの性能が十分に発揮されない場合があることを確認しています。
● トラブルシューティング(Windows 2000 / XP) ●
Q Windows2000/XPにて、Administrator(管理者)権限以外のUserでログインした際に、リムーバブルドライブの「取り出し」を選択すると、エラーが表示され、実行できません。
- Windows2000/XPのセキュリティ上の設定で「取り出し」ができない設定になっている為、以下の手順により設定を変更する必要があります。
- 一旦Administratorでログインします。
- 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「ローカルセキュリティポリシー」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」の順に開いていきます。
※「ファイル名を指定して実行」にてsecpol.mscを実行すると、ローカルセキュリティ設定ウィンドウが表示されます - 「リムーバブル NTFSメディアを取り出すのを許可する」の項目を「Administrator」から「Administrator and Interactive Users」に変更します。
Q Windows2000でB's CLiP(2.10以前)がインストールされているとATAフラッシュカード(ドライブレターを確保しているPCカードを含む)の終了(取り外し)ができません。
- バージョン2.10以前のB's CLiPがインストールされている状態では、ATAフラッシュカードおよびドライブレターを確保しているPCカード(SCSIカードなど)の終了(取り外し)を行っても「デバイス"・・・"を今停止できません。後でデバイスの停止をもう一度実行してください.」と表示され、デバイスの停止を行ってからの取り外しができません。 これはB's CLiPのバージョン2.11以降で修正されております。
● トラブルシューティング(Windows Me / 98 Second Edition) ●
Q SCSIボードと同時に装着すると動作しなくなります。
- これはSCSIボードとメモリウィンドウが競合しているためです。カードサービスが使用するメモリウィンドウをSCSIボードが使用する領域分をずらして定義する必要があります。 「カードサービス共有メモリの設定について」を参照し、メモリの変更を行ってみてください。
Q 16ビットPCカードを差し込んでもカードを認識しません。コントロールパネルのPCカードのプロパティで確認すると(空)の表示が消えているだけになり、カードの名前がでてきません。
- PCカードの情報を正しく読み出せていません。 パソコンによってはPCカードのタプル情報を読み出すためのメモリウインドウを明示的に設定する必要があります。 カードサービス共有メモリの設定についてを参照し、設定の変更を行ってください。上記の変更で駄目な場合は、BIOSの設定を変更してPCカードが読み出すためのメモリウィンドウを確保してください。 メモリーウィンドウの確保は、BIOS種類によって異なりますが、ISA Shared Memory や ISA Legacy Resource 等の項目で設定します。 詳しくは、パソコン側のユーザーズマニュアルのBIOS設定をご参照ください。
Q ATAフラッシュカードを挿入してもマイコンピュータにドライブが表示されません。
- (1) ATAフラッシュカードにリソースが正しく割り当たっていないか、リソースが競合している可能性があります。
以下の手順でIRQの空きの確保とリソースの変更を行ってください。
まず、IRQの空きの確認と確保を行います。
次にリソースの変更(SunDisk ATA FlashDiskの場合)を行います。
- [コントロールパネル]-[システム]-[デバイスマネージャ]を起動します。
- [ハードディスクコントローラ]項目の[SunDisk ATA FlashDisk] のプロパティを開きます。
- 「リソース」タブをクリックして自動設定のチェックを外します。
- 基にする設定の「基本設定000x」を変更し、I/Oの範囲とIRQが1つずつ表示されるように設定します。
- 変更したリソース(I/Oの範囲、IRQ)が他のデバイスと競合しない値かどうかご確認ください。(I/Oの範囲は環境により異なりますが、最後の値が「xxx0-xxxF」になるように設定します。)
- 競合している場合は、設定の変更ボタンにて競合しない値へと変更してください。
- 「OK」ボタンをクリックしてリソースの変更を終了し、画面を閉じます。
(2) ATAフラッシュカードへのドライブの割り当てが正常に行えていない可能性があります。
- [コントロールパネル]-[システム]-[デバイスマネージャ]を起動します。
- 「ディスクドライブ」項目に追加表示されるATAフラッシュカードのデバイスのプロパティを開きます。
- 「設定」タブより「リムーバブル」項目にチェックを入れ「OK」ボタンをクリックします。
- パソコンの再起動もしくはPCカードをいったん抜き、再度挿入しますと「リムーバブルディスク」として認識されます。
● 対応パソコン・OSについて ●
Q 対応するパソコンについて教えてください。
- PCIスロットを搭載したWindowsパソコン(PC/AT互換機およびPC98-NX)で使用できます。
* 以下のパソコンでは使用できません。
DELL社の一部の機種(Windows2000プレインストールモデル)
弊社確認機種:Optiplex GXシリーズ・Precision 3xxシリーズ
DELL Optiplex 755、Gateway 7xxシリーズ
* 以下のマザーボードでは使用できません。
nForce/nForce2/nForce3チップセット搭載マザーボード、ATI Radeon Xpress 200チップ搭載マザーボード
- 使用できます。
Q 製品情報に「マルチプロセッサ、Dual CPUでは動作保証しておりません。」の表記がありますが、デュアルコア以上のCPUの環境では使用できますか?
- Core 2 Duo・Core 2 Quad・Core i7・Athlon 64 X2・Phenom Quad-Core などで、動作することを確認しております。なお、 「マルチプロセッサ、DualCPU」は複数のCPUを装着できるパソコンことであり、CPUの内部コア数とは関係ありません。
Q NECのPC-9800/9821シリーズで使用できますか?
- PC-9800/9821シリーズは、PC/ATアーキテクチャと異なるため使用できません。
Q 対応OSについて教えてください。
- Windows 7、Windows Vista、Windows XP、Windows 2000、Windows Me、Windows 98 SecondEditionにて使用可能です。(弊社製品インストール前に最新のServices Packをインストールしてください)
※ Windows 98SEのACPIモードでは使用できません。
使用するPCカードが各OSに対応している必要があります。 各PCカードの対応OSについては、カードメーカに直接ご確認ください。
Q Windows 95、Windows 98(初期バージョン)、DOS/Windows3.1、WindowsNT3.51/4.0、OS/2 Warp3/4には対応していますか?
- 対応していません。
Q Linuxへの対応していますか?また動作情報を教えてください。
- 対応しています。動作確認済みディストリビューションはLinux情報のページをご参照ください。
Q ドライバはありますか?
- Windows 7、Vista、XPではOS標準添付のドライバを使用するため、弊社からドライバの提供はありません。 Windows 2000 / Me / 98 Second Edition用のドライバは、製品添付のCD-ROMにて提供しています。
● 対応PCカードについて ●
Q 使用可能なPCカードのタイプはどのようなものでしょうか?
- TYPE II×1スロットとなり、各種16ビットPCカード、32ビットCardBus PCカードが使用可能です。
(3.3V PCカード、5V PCカード、3.3V/5V両用PCカードに対応)
注意:タイプIII PCカードは使用できません。
Q どのPCカードに対応していますか?
- 動作確認済みの各PCカードに対応しています。
注意:動作確認の取れていないPCカードにつきましては、使用時には正常に動作するかどうかの判断が難しいため、動作保証外とさせていただきます。予めご了承ください。
● 各種設定の方法 ●
Q IRQの空きの確認方法と確保方法を教えてください。
- 【確認(Windows2000/WindowsXP)】
- [マイコンピュータ]を右クリックし、プロパティを開きます。
- [ハードウェア]タブの[デバイスマネージャ]ボタンをクリックします。
- [表示]をリソース(種類別)に切り替えます。
- 空いているIRQ(3,4,5,7,9あたり)があるか確認します。
【確認(Windows 98 Second Edition/WindowsMe)】
- [コントロールパネル]-[システム]-[デバイスマネージャ]を起動します。
- コンピュータのプロパティを開きます。
- ○割り込み要求(IRQ)にチェックし、空いているIRQ(3,4,5,7,9あたり)があるか確認します。
【確保方法】
上記確認でIRQが空いていない場合は、IRQを確保する必要があります。
- 使用しないデバイスを使用不可に設定します。
(Windows側で設定してもIRQが確保できない場合はパソコンのBIOSで設定してください)- [デバイスマネージャ]を起動します。
- 使用しないデバイスのプロパティを開きます。
- Windows 98 / Windows Meでは、「□このハードウェアプロファイルで使用不可にする」のチェックボックスにチェックを入れ、使用不可に設定します。
Windows 2000 / Windows XPでは、「無効」に変更します。 - 「OK」ボタンをクリックします。
- パソコンのBIOS設定で使用しないデバイスを無効(Disable)にします。たとえば、COM2やパラレルポート等を「使用しない」に設定します。設定の方法については、各パソコンにより異なりますのでご使用パソコンのユーザーズマニュアルのBIOS設定をご参照ください。
Q カードサービス共有メモリの設定について教えてください。(Windows 98 Second Edition)
- 下記の手順にて設定してください。
- BIOS側のメモリの設定を行います。 この設定はBIOS種類によって異なりますが、ISA Shared Memory や ISA Legacy Resource 等の項目で設定します。詳しくは、パソコン側のユーザーズマニュアルのBIOS設定をご参照ください。
- Windows 98 Second Editionを起動して、PCカードを挿入します。
- [コントロールパネル]-[システム]-[デバイスマネージャ]のPCMCIAソケットの+をクリックします。
- PCMCIAカードサービスのプロパティを開き、リソースタブをクリックします。
- 自動設定のチェックを外して、メモリの範囲をBIOSで設定した値にあわせます。
- OKボタンをクリックし、パソコンを再起動して設定を有効にしてください。
- BIOS側のメモリの設定を行います。 この設定はBIOS種類によって異なりますが、ISA Shared Memory や ISA Legacy Resource 等の項目で設定します。詳しくは、パソコン側のユーザーズマニュアルのBIOS設定をご参照ください。
● その他の質問 ●
Q ロープロファイル(LowProfile PCI)対応のパソコンに装着は可能ですか?
- LowProfile PCIには対応しておりませんので、装着することはできません。
Q 他の弊社製PCカードアダプタ(REX-PCICA1/CA2、REX-CBS52/CBS51、REX-PCI51シリーズ、REX-5051シリーズ等)を同時に使用できますか ?
- REX-CBS40は併設できます。
他の弊社製アダプタとの同時使用に関しては、以下を参照ください。
REX-CBS40 REX-CBS52 REX-CBS51 REX-PCICA2 REX-PCICA1 REX-PCI51-V REX-5051xx REX-CBS40 ○ ○ × ○ × ○ × REX-CBS52 ○ ○ × ○ × ○ × REX-CBS51 × × × × × × ○ REX-PCICA2 ○ ○ × ○ × ○ × REX-PCICA1 × × × × × × × REX-PCI51-V ○ ○ × ○ × ○ × REX-5051xx × × ○ × × × ×
ただし使用する環境により、リソースの共有の状況によっては動作が遅くなったり実際に使用できなくなる場合もありますので、2台以上での同時使用については、この点をご理解の上でご使用ください。
なお、他社製のPCカードアダプタとの同時使用およびPCカードスロット標準搭載のパソコンでの使用は、一切できません。
Q 装着したPCカードからシステムの起動(ブート)はできますか?
- PCカード経由でのシステムの起動はできません。
Q DMAをサポートしていますか?
- CardBusカードは対応しておりますが、16bit PCカードは対応しておりません。
Q 専用のドライバを作成したいのですが、そのための資料はありますか?
- 用意しておりません。本件に関しましては、弊社ではお問い合わせを一切受け付けておりません。
Q PCカードを使用する際IRQを消費しますか?
- 16ビットPCカードを使用する場合、IRQを使用するPCカード枚数分だけIRQを消費します。IRQの空きの確認と確保を参照し設定してください。
※32ビットCardBus PCカードを使用する場合、IRQの空きがなくてもそのまま使用できます。(REX-CBS40とIRQを共有するため)
● 保守サポートに関して ●
Q サポートおよび修理の窓口について教えてください。
- 電話でのお問い合わせはラトックシステムサポートセンター
TEL 大阪 06-7670-5061 東京 03-5847-7604(月〜金 10:00〜13:00 14:00〜17:00)
をご利用ください。
E-MAIL、FAXでのお問い合わせ(24時間受付/順次回答)
・E-MAIL:サポートセンター宛メール
・FAX:06-7670-5069
修理依頼
・修理受付と窓口のご案内
※修理およびサポートの提供期間について
出荷完了後5年を経過した製品については、原則として修理、保守、サポートの提供を終了させていただいております。詳細は、「弊社製品の修理・サポート期間について」をご確認ください。
Q 海外でのサポートはありますか?
- 本製品は日本国内仕様のため、海外での保守およびサポートはおこなっておりません。
Q CD-ROM/ユーザーズマニュアルを紛失したので入手したい。
- 弊社ホームページにてマニュアルのPDFファイルを公開しております。