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■eSATA/USB2.0 リムーバブルRAIDケース(外付け2ベイ・アルミ) SA-DK2EU-R

データの安全性が第一!RAID1によるバックアップで、もしものときも安心

損失が許されない業務データ、個人で録りためた思い出のビデオや写真...。失いたくないこれらのデータを、とにかく確実に守りたい。でも、手間は最小限に抑えたい。HDを自動的に複製するRAID1(ミラーリング)は、そのようなニーズに応えます。

たとえばこんな場合、バックアップが重要に!
ビジネスシーン ホームシーン
・重要な販売・会計データ
・顧客情報や社内機密データ
・グループウェアでの稟議・決裁文書
・DVムービー・デジカメ写真
・PCに取り込んだ音楽データ
・メール


RAID1(ミラーリング)モードについて


マスターディスクに書き込んだデータは、自動的にバックアップディスクへも保存し、まったく同じデータを持つ2つのディスクで運用します。
障害発生時の復旧作業はとても簡単。パソコンやケース本体の電源を入れたまま、障害発生ディスクを抜いて新しいHDDに交換するだけ。自動的にディスクが再構築(リビルド)され、復旧が完了します。リビルド中もHDへアクセスできるので、作業を中断する必要はありません。
読み込み速度 中(HDD 1台使用時と同等) 書き込み速度 中(HDD 1台使用時と同等)
安全性 高(障害時の復旧可能) HD利用効率 低(2台のHDで1台分の容量となります)


SA-DK2EU-R RAID1 導入ガイド


1. HDの準備
 
市販の内蔵用SATA HDDを2台(同じディスク)を用意します。添付のトレイにHDを取り付けます。
トレイには、インデックスラベルを貼り付けることができます。ディスクセット(2つのHDの組み合わせ)を間違いなく管理するため、トレイのフロント部には必ずタイトルをつけておいてください。
ケース本体にトレイを挿入し、キースイッチを回してONにすれば、HDの準備完了!
2. DIPスイッチの設定
  ケース本体背面にあるDIPスイッチで、使用するモードの設定をします。工場出荷時の設定はRAID1(ミラーリング)になっていますので、導入してすぐにRAID1モードで使用する場合は、この設定は必要ありません。DIPスイッチによるモードの変更は、プッシュスイッチを押しながら電源スイッチを押すことにより、有効になります。
3. パソコンとの接続
  eSATAあるいはUSBのいずれかを選び、パソコンと本製品を接続します。本製品の電源を入れます。
4. ソフトウェアのインストールと設定
 
添付のCDに収録されているソフトウェアをインストールします。(管理者権限が必要です) RAIDモニターが常駐しますので、「設定」で障害時にメール通知するアドレス等必要な項目を入力してください。
<Windowsタスクトレイ> <Macステータスバー>
5. HDのフォーマット(未フォーマットHD使用時のみ)
  マイコンピュータにディスクが表示されていない場合は、以下をおこなってください。
・Win:Windows標準ディスク管理で、HDのパーティション設定・フォーマット
・Mac:MacOS標準ディスクユーティリティでパーティション作成
※データの入ったHDでフォーマットをおこなうと、データが消去されますのでご注意ください!


RAID1運用でのディスク交換のキホン



普通の外付けハードディスクとは違うリムーバブルのメリットは、なんといっても手軽にディスクが交換できることです。 ここでは、ディスクを入れ替える手順をご紹介します。

ディスクセットを交換するとき(HDD 2台とも交換)  
  HDを2台とも取り外しての入れ替えは、ケース本体の電源を切ってからおこなってください。

1. Win:RAIDモニターでケース本体の取り外し
  Mac:アイコンをゴミ箱へ捨てる
2. ケース本体の電源OFF
3. キースイッチOFF
4. トレイ交換(上段がマスターになります。上段・下段は間違いなく!)
5. キースイッチON
6. ケース本体の電源ON

HD障害発生時(HDD 1台のみ交換)  
  このような場合、ケース本体からはブザー音が鳴ります。トレイ交換時、ケース本体の電源を切る必要はありません。

《ブザー音が鳴ります・ERR2のLEDが点灯します》
1.キースイッチOFF
2.障害が発生したトレイ交換
3.キースイッチON
《ブザー音が停止します》
《自動的に再構築(リビルド)が開始します》
 
以上の手順で新しいHDを挿入するとブザー音は停止しますが、すぐに新しいHDが装着できない場合は、背面のDIPスイッチでブザーを消音してください(一時的にDIPスイッチ 5 を下げます)。交換作業が完了したら、DIPスイッチ 5 を上げておいてください。(ケース本体の再起動は必要ありません)

バックアップディスク交換時(HDD 1台のみ交換)  
  トレイ交換時、ケース本体の電源を切る必要はありません。
キースイッチをOFFにするとブザー音が鳴りますが、以下の手順でトレイを挿入すれば正常にトレイを認識し、ブザー音は停止します。

1.キースイッチOFF
《ブザー音が鳴ります・ERR2のLEDが点灯します》
2.下段のトレイ交換
3.キースイッチON
《ブザー音が停止します》
《自動的に再構築(リビルド)が開始します》
マスターディスクとバックアップディスク
●ココがポイント●
マスターとバックアップは、ケース本体が装着の都度決めている
  本製品はディスク側にRAID情報をもちません。マスターディスクもバックアップディスクもまったく同一の内容となります。
ケース本体が電源OFFの状態で、ディスクを装着して電源を入れた場合、上段がマスター・下段がバックアップとなります。ケース本体が電源ONの場合は、装着済みのディスクがマスター・新たに装着されたディスクがバックアップとなります。
  マスター バックアップ
ケース本体電源OFFで
ディスク交換
上段のディスク 下段のディスク
ケース本体電源ONで
ディスク交換
装着済みのディスク 新たに装着されたディスク
バックアップ用のHDは、マスター用とまったく同じモデルを使うのが望ましい
  バックアップディスクは、マスターディスクより少しでも容量が小さいとエラーとなってしまいます。
同じ容量のHDでも、メーカーや機種によってわずかに容量が異なる場合があるので、同メーカー・同型番のHDを2台、できればHDDに障害が起こったときの保守用として、さらにプラス1台用意することをおすすめします。



SA-DK2EU-R 運用編



リムーバブルRAIDケース SA-DK2EU-R で RAID1 を導入すると、どのような運用が可能なのでしょうか。以下に、ご紹介します。

リアルタイムなバックアップで作業を中断しない
  2つのHDへ同時にデータを書き込むRAID1では、片方のHDDに障害が起こっても、正常に動作しているHDを使用して、そのまま作業を継続することができます。

復旧作業は専門知識がなくても大丈夫
  片方のHDがクラッシュしても、ケース本体の電源を入れたまま新しいHDDに交換可能。アクセスLEDが赤く点灯している方のディスクを、新しいディスクに交換するだけ。あとは、自動的に正常に稼働しているディスクをマスターとして、新しいディスクへのリビルドが開始されます。リビルド中も、平常通りの作業が可能です。

曜日ごとや月次などのバックアップも可能
  複数のバックアップディスクを用意し、定期的に取り替えるだけで、曜日ごとや月次などのバックアップディスクを作成できます。人的ミス発生前やウィルス感染前にさかのぼったり、定期的に履歴として残しておきたい場合に便利です。
アクセスランプ(赤)の消灯を確認後、ロックキーをOFFにして別のHDDに交換します。交換したディスク認識後は自動的にリビルドがおこなわれ、マスターの複製が作成されます。ケース本体の電源ONのままHDD交換が可能なので、サーバの増設HDとしても利用できます。

パソコンの電源がOFFの状態でバックアップ
  リビルドにかかる時間は、100GBあたり約1時間。本機では、パソコンの電源がOFFの場合やパソコンに接続していない場合でも、ケース本体の電源を入れるだけでリビルドが可能。外出中、スタンドアローンでリビルドを実行しておくことができます。

※リビルド中にパソコンの電源を切ったり、ケースの取り外しをした場合は、ケース本体の電源をいったんOFFにし、再度電源を入れてリビルドし直す必要があります。

OS標準の暗号化機能で盗難に備える
  一般的なNASディスクではファイル暗号化はおこなえませんが、ローカルディスクの本製品ではOS標準のファイル暗号化機能を使用できます。不在時やHD持ち出し時のデータ盗難対策に。

対応OS:
Windows Vista Business/Ultimate、Windows XP Professional、Windows 2000、Windows Server 2003

裏技!REX-SATAシリーズのコピーマシンとして使う
  REX-SATAシリーズで使用中のHDを、本機のRAID1モードを使用してらくらくバックアップできます。上段にマスターとなるREX-SATAで使用中のディスク、下段にバックアップディスクを装着し、ケース本体に電源を入れるとリビルド開始。普段RAIDで使用していないHDの複製も、自動で作成。起動用ディスクのバックアップなどに便利です。


●余った2台のHDを有効活用!「スパンニングモード」で大容量HDとして使う●

ストライピングでは、容量が異なるHDを使用した場合、容量の大きなHDDに未使用の領域が発生します。(250GBのHDと300GBのHDを組み合わせた場合、300GBのHDDに50GBの未使用領域が生じます。)そこで、2台のHDを1台の大容量HDとして使用したい場合は、スパンニングモードに設定すると、容量の異なるHDも無駄なく使用できます。転送速度は、スパンニング未設定時(スタンダード時)と変わりません。
なお、片方のディスクがクラッシュした場合、ストライピングと同様に全データが破損します。大切なデータは別途バックアップしておきましょう。

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