■指紋認証システム サーバソフト OmniPass Enterprise Edition |
![]() |
指紋認証データベースを一元管理可能なサーバソフトウェア
OmniPass Enterprise Edition
OmniPass Enterprise Edition(以下、OmniPass EE)は、ActiveDirectoryアドオンソフトウェアとクライアント用ソフトウェアで構成される指紋認証ソフトウェアです。
複数のPCで指紋認証をおこなう場合、スタンドアローンの認証システムではパソコン毎にユーザの登録・更新が必要ですが、サーバによる認証システムではこれらの作業が一度で済み、初期導入と運用にかかる労力を軽減、トータルコストを削減できます。 製品特徴
|
OmniPass EEにより、指紋認証による安全性の高いデータの暗号化および復号化が実現できます。本システムでは、データベースに暗号化して登録されている指紋情報をキーとして、指定したファイル・フォルダの暗号化を実行。暗号化したデータの復号化では、アクセス権のあるユーザが指紋認証をおこないます。 暗号化ファイル・フォルダは、ユーザを特定した共有設定が可能です。 OmniPassサーバを介した暗号化では、ユーザの間でキーの受け渡しが不要なので、ネットワーク上の盗聴による解読の心配がなく安心。グループ内の共有ファイルやメール添付ファイルの暗号化に活用できます。 |
![]() |
さらに、ファイル単位での暗号化に加え、本製品ではフォルダ単位でファイルをまとめて暗号化することができます。 |
|
暗号化したフォルダをダブルクリックするだけで、暗号化および復号化の操作を行わずデータを編集することができます。ダブルクリックすると復号化のための認証が要求され、認証に成功した後は特別な暗号化・復号化の操作は必要ありません。また、暗号化フォルダに新しいファイルをドラッグアンドドロップするだけで、自動的に暗号化して保存されます。 | ![]() |
![]() |
指紋でWindowsログオン・スクリーンセーバー解除
OmniPass EEにより、同一ドメイン内のどのクライアントPCからでも、ユーザ名とパスワードを入力する代わりに、指紋認証によるログオンが可能となります。指紋認証によるWindowsログオンをおこなうと、サーバ上のOmniPassユーザプロファイルがクライアントPCにコピーされます。一度ログオンをおこなったクライアントPCでは、再登録やインポートの作業なしにスタンドアローンでの指紋認証が可能となり、ハードウェアの変更にも柔軟に対応できます。
アカウント管理機能でWebサイトに簡単ログイン
アカウント管理機能を使用すれば、どのクライアントPCからもIDとパスワードの入力なしに、指紋だけでWebログインすることが可能です。登録済みのWebサイトへのアクセス時、アカウント情報が自動的に呼び出されますので、IDやパスワードを覚えておく必要はありません。忘れてしまっても、アカウント管理画面で登録されているアカウント内容を確認することができます。※本機能の対応ブラウザは、Microsoft Internet Explorer 5.0 以降です。
どのクライアントPCからもアカウント管理可能! | <アカウント登録>
|
![]() |
|
<次回から>
|
OmniPass では、ログイン入力が必要なアプリケーションのアカウント記憶にも対応。ドメインやパスワード入力を要する Windows プログラムに、指紋認証を導入することができます。
なお、保存しているアカウント情報はユーザプロファイルを元に暗号化されているので、アカウントデータ保管のセキュリティ対策としても有効です。
イベントログによる管理が可能
Windowsログオンや復号化などで、サーバに保存されている指紋データを参照した場合、その記録をログとして保存することが可能です。 この機能により、起動されたクライアントPCや暗号化した機密文書を閲覧したユーザなどの指紋認証履歴を、効果的かつ厳密に管理できます。また、クライアントPCの認証履歴をローカルディスクに保存することも可能です。
ActiveDirectoryアドオンで簡易な管理/運用を実現
サーバモジュールは、Windows Server 2003 ActiveDirectory のアドオンソフトとしてインストールします。サーバの管理ツールはMMCのスナップインとして提供されるため、 ユーザ情報の作成、一括作成、削除を ActiveDirectory と同様の方法でおこなうことができます。使い慣れたインターフェイスでの直感的な作業による、スムーズなユーザ管理環境を提供します。
サーバ管理ツールでは、ユーザごとにOmniPassユーザ登録や暗号化操作、ユーザインポートのなどの権限をきめ細かく設定できます。

クライアントPCは、Windows 2000およびWindows XPのProfessionalバージョン(ActiveDirectoryに参加できるOS)にて実現できます。接続する指紋センサーには、特徴点相関方式を採用した弊社製のUSB指紋センサユニットSREX-FSU1/SREX-FSU1Gを使用します。
※ノートパソコン搭載の内蔵指紋センサ用のクライアントモジュールも用意しています。詳細は、別途お問い合わせください。