〜Bluetooth 4.0+LE 紛失防止タグ REX-SEEK2編
自宅で親の鍵を探す、着信を知る(兵庫県 N/M様)
(本レビューは2015年6月現在のものです)
REX-SEEK2が届いて
本製品は、Bluetooth4.0+LE(Low Energy)という無線(ワイヤレス)通信を利用し、iOS・Androidデバイスのアプリを用いて、紛失物を捜索するためのアクセサリー型のガジェットである。まず、本製品が届いて驚いたのが、製品のパッケージがとても親しみやすいデザインであったことだ。具体的には、鍵のイラストに本製品がぶら下がっているように配置されていて、「ここだよ!」というポップな吹き出しと共に描かれていることだ。本製品にはどのような機能があり、どのような場面で使用するのかが分かりやすいイラストで記載してあるので、パッケージの表・裏を見るだけで初めて使用する方々にも一目瞭然だと感じた。
準備
製品を使用する前に、iPad Air(iOS 8.3)およびiPhone 5s(iOS 7.1.2) にApp StoreからiOSアプリ「REXSEEK2」を導入した。iOSデバイスのBluetoothをON にした後、アプリで「REX-SEEK2を検索」をタップし、本製品のボタンを10秒以上押すとペアリング完了。簡単にできる点がとても便利だと感じた。使用してみて
実際に家族および私が使用した2つの例を挙げたいと思う。親の鍵につけて「スマホから呼び出し」
最近、親が家の中で車と自宅の鍵を探している場面によく遭遇する。そこで、鍵に本製品をつけて、キーホルダーのようにして身に付けさせた。自宅で紛失した際には、家族共用のiPad Airを用いて捜索しようと考えたのだ。今までは「確かあの辺りに置いたはず」とやみくもに探し、捜索に結構な時間を費やしていた。本製品を鍵に付けてからは、iPad Airを取りに行ってアプリの「呼出し」ボタンを押し、通知音のする方向を探せばよくなり、捜索の時間が体感ではあるが減少したように感じた。
この使用方法で気がついたことが2点ほどある。まず、通知音はもう少し音量が大きくても良いような気がした。本製品は以前のモデル「REX-SEEK1」と比べて通知音が大きくなったそうだが、今の音量では荷物の奥深くに紛失物があった時に聞こえにくいと感じた。アプリ側から音量を調節できる機能があれば良いと感じた。次に、鍵は外に持ち出すものなので、防水機能に対応していればいいと思った。モニタ期間は6月と梅雨の時期でもあり、カバン・ポケットから何かの拍子に落とした際、雨水により故障してしまう危険性があると感じたからだ。
iPhoneで「メール・電話の着信をおしらせ」
今度は、自分用のiPhoneと本製品を接続して、電話・メールの着信時に本製品がお知らせする機能を使いたいと考えた。今まで自宅ではiPhoneを常に持ち運んでいたが、この機能を使えば本製品だけを常に携帯すればよく、本製品の通知音で着信に気づくとすぐさまに2階に置いているiPhoneを取りに行けるような環境を作りたいと考えていた。実際に試したところ、特に問題なく電話・メールの着信時に通知音で知らせてくれるので、電話の取り逃しがなくなり便利だった。ただ、メール・電話の両方を通知ONにしていると、電話の着信なのかメールの着信なのかが着信音で区別できないのが、とても悔やまれる。アプリのUI(ユーザ・インタフェイス)の動作設定の部分を見る限りでは、動作設定の部分を電話とメールの2つに分けることで別々の通知音でお知らせする機能が実装できるのではないかと思った。