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ブログモニターの製品試用レポート
〜Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1編

パソコンの消費電力を比較(兵庫県 N様)

(本レビューは2015年6月現在のものです)

はじめに

仕事で自宅に常時稼動のPCが4台。台数を減らしたり、低電力のPCに変えたりしてきたが、電気代の値上がりもあり出費は大きい。ワットチェッカーの導入を考えたこともあるが、稼動状況で消費電力が変動するPCを何台も測定するのが面倒に思い、なかなか動けずにいた。そこに、このREX-BTWATTCH1の登場となり、モニタに応募してみた。


インストール

まずはセットアップ。Bluetooth接続ということで、本体には液晶画面などはない。我が家にあるBluetooth搭載機器を並べてみる。

Androidタブレット(Nexus7)
Windowsノート
iPod Touch
Mac mini
対応機種としてAndroid、iOS、Windowsのソフトウェアが用意されているので、今回は家でよく利用しているAndroidタブレット(Nexus7)を使うことにした。

Google Playからアプリをインストールして起動。ワットチェッカーに計測するPCのコンセントを繋ぎ、ワットチェッカーを電源タップに繋ぐ。アプリから接続を開始すると難無く繋がった。

ファームウェアのアップデートボタンが出ていたので、早速ファームアップデートをしておいた。なるほど、PCやスマホ接続機器だと本体のファームサポートまで出来るのかと感心。


測定

スマホで見る

消費電力や電圧、電流、各種情報がリアルタイムで表示される。1時間ごと、1日ごと、1ヶ月ごとといった統計の表示も可能。 常時稼動のPCといっても、1日の中でアイドル状態とビジー状態では消費電力も変化するため、統計データとグラフ表示は非常にありがたい。PCの状態とグラフ変化を見ていると、「ああ、この処理のときは、こんなに消費電力が上るんだ・・・」と納得だ。

実際使ってみると、タブレットやスマホで状況確認が出来るというのは、想像以上に便利だ。ワットチェッカーに張り付いていなくても、椅子に座ってゆっくり状況確認できる。ちなみに、ワットチェッカー本体に計測データが蓄積されており、タブレット側は電源を切っていても次回接続時にデータが転送されてくる。約50ヶ月分データ保持とのことで容量的にも十分。

パソコンでグラフ化

データはCSV形式で保存してアプリから送信ボタンを押すだけで、簡単にメール送信可能。EXCELで読み込んで、グラフ化してみると、こちらでも消費電力の変化がよくわかる。PCのアイドル時間など一目瞭然だ。

消費電力の比較

さて、目的の各PCの消費電力比較に入る。現在運用中及び運用可能なPCの電力を比較して電気代の最適化を行いたい。

PC1 (現在稼働中)
−CPU Atom230 + ionチップセット。低消費電力が売りの初期のAtomプロセッサ搭載機。HDD1台、2Gメモリ。

アイドルで20Wh程度、ビジーで24Wh程度。 消費電力的には低めだが、最近はCPUパワー不足が気になる。

PC2 (現在稼働中)
−CPU Pentium G6950。HDD 2台、2Gメモリ。

アイドルで36Wh程度、ビジーで43Wh程度。 パワーは十分だが、PC1に比べて消費電力は高め。

PC3 (現在稼働中)
−CPU Pentium E5300。HDD1台、4Gメモリ。

アイドルで56Wh程度、ビジーで66Wh程度。 パワーは事足りているが、想像より消費電力が高い。

PC4 (現在稼働中)
−CPU i5-2400。SSD1台、HDD2台、16Gメモリ。Radeon HD5670

作業用PCなので、他PCとの入れ替えは考えていないが、参考に測定。 アイドルで68Wh、ビジーで80Wh。 USBスピーカーやペンタブ、ワイヤレスマウス、USB-DACなど多々の機器を接続しているので、それらの電力も込みとなる。

PC5 (非常用稼働)
−CPU Core2DuoE8400。、HDD2台、4Gメモリ。GeForce7900。

アイドルで56Wh、ビジーで83Wh 以前、作業用PCとして使っていたもの。外部USB機器は全てはずしている。 現行作業用PC(PC4)より電力食いだったようだ。

PC6 (非常時稼働)
−MacMini CPU Corei5。HDD 1台、4Gメモリ。

アイドルで13Wh程度。 CPUパワーも消費電力も理想的だが、MacOSがネック。目的の仕事をさせるソフトウェアが存在しないのだ。Windowsの導入も考えられるが、Macとして利用したいときに困ってしまう。しかし、大幅な電力削減も期待できるため、目的のソフトウェアを作成することにした。 結果、ビジーで20Wh程度。CPUパワーは十分なので、この消費電力はありがたい。

6種のPCの集計を取り、結果、稼動させるPCの組み合わせは以下の4台に変更。
<変更前>   <変更後>
CPU Atom230 + ion 20Wh/24Wh   CPU Atom230 + ion 20Wh/24Wh
CPU Pentium G6950 36Wh/43Wh   MacMini その1 13Wh/20Wh
CPU Pentium E5300 56Wh/66Wh   MacMini その2 13Wh/20Wh

66Wh〜69Whの電力カットというところだろうか。 24時間稼動なので、年間電気代となるとバカにならない。 さらなる電気料金値上げが決定したところだが、今回の変更で値上げに対抗できそうである。


折角なので…

仕事中よく使うオーディオアンプの電力を測定してみた。2001年の7.1ch AVアンプだが、現在は2chで利用している。夏場は結構熱くなる。

普段聞いているボリューム設定で75Wh…。 ヘッドホン接続時もほぼ変わりなし。 うん、電気喰いである。



PC接続で2chスピーカー、ヘッドホン接続の利用が中心なので、USB-DAC付きのデジタルアンプあたりの導入を本気で考えはじめることとしよう。
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