ディスクまるごと暗号化ソフト Secure Guard Manager
SREX-SGMAN1(FAQ) 2015-07-17版
● ご購入前に多い質問 ●
Q 対応OSは?
- Windows 7、Windows Vista、
Windows XP SP2以上、Windows 2000 SP4以上の日本語版です。
バージョン 2.2.9以降は、32ビットOS、64ビットOSの両方に対応しています。
Q 英語版OSへの対応は?
-
日本語OSのみの対応となります。
英語版OSなど、日本語以外の言語のOSには対応していません。
Q 暗号化の対象は?
- ディスクをまるごとを暗号化します。
ハードディスクであればユニット全体、リムーバブルメディアやメモリカードであれば、メディア全体が対象となります。
ただし、ノートPCに内蔵のハードディスクなど、OSがインストールされているディスクは暗号化できませんので、ご注意ください。
- ファイル単位の暗号化と比較して、以下のメリットがあります。
- ファイルシステムの構造すら読み取れないため、ファイルを抜き出して他の環境で解読されるといった心配がありません。
- オペレータが暗号化の操作を忘れて、暗号化されていないデータが残るといった心配がありません。
- セクター単位で直接処理するため暗号化・復号化による性能低下の心配がありません。
Q 複数パーティションに分割したディスクや、メディアの論理ドライブを対象として暗号化できますか?
- パーティション単位、論理ドライブでの暗号化はできません。 物理的なディスクユニット全体の暗号化となります。
Q ファイルやフォルダ単位での暗号化はできますか?
- 特定のフォルダやファイルを対象に、暗号化することはできません。
Q DVD-R や CD-R 等の光学メディアを暗号化対象とできますか?
- 光学ドライブには対応していません。
Q 暗号化運用に、管理用のサーバ等は必要ですか?
- サーバは必要ありません。スタンドアローンで運用できます。
Q 他のパソコンで、暗号化されたディスクを復号することはできますか?
- 暗号化ディスクを作成したパソコンとは別のパソコンでも、Secure Guard Managerがインストールされた環境であれば、暗号化ディスクのユーザIDとパスワードを入力してアクセスすることができます。
Q 暗号化されたディスクを Ghost等でイメージバックアップすることは可能ですか?
- バックアップツールによるイメージバックアップには対応していません。
ハードウェアRAID(ミラーリング)により、暗号化ディスクをバックアップすることは可能です。
Q スタンバイ(サスペンド)、休止状態(休止モード、ハイバネーション)に対応していますか?
- 対応しています。
Q WindowsのF8セーフモードで起動した場合、暗号化ディスクにアクセスできますか?
- Secure Guard Manager は、セーフモードでは動作しません。
セーフモードでは、暗号化されたディスクにアクセスすることはできません。
Q ネットワーク経由で、暗号化されたドライブへのアクセスは可能ですか?
- ローカル接続しているパソコンで共有設定をし、Secure Guard Managerでアクセス開始している場合は、ネットワーク経由でもアクセス可能です。この際、通常のディスクとしてアクセスするだけですので、ネットワーク上では暗号化されません。
Q Secure Guard Manager で暗号化したディスクに、複数ユーザを登録できますか?
- 暗号化ディスクには、最大30ユーザまで登録することができます。
Q 指紋認証等の認証デバイスへの対応は?
- 本製品 バージョン2.0以降は、弊社製指紋センサー(SREX-FSU1、SREX-FSU1G、SREX-FSU2)に対応しています。
Q ユーザ名は何文字まで登録できますか?
- 半角英数字で20文字までです。
- パスワードのヒントを登録して、パスワード入力時にヒントとすることができます。
- 特に制限は設定されておりませんので、何回でも再入力可能です。
- 半角英数字で127文字までです。
- いいえ。定期的な変更の強制はありません。
- いいえ。暗号化によるオーバヘッドは、ほとんどありません。
- できません。暗号化されたディスクのファイルをメールに添付する時点で、復号化されて暗号が解除されたデータとなります。
Q 暗号化ディスクにすることで、使用可能な容量が少なくなることはありますか?
- 暗号化前と暗号化後で、データのサイズが変化することはありません。使用可能なディスク容量は、暗号化の有無に関わらず同じです。
- 2TBを超えるHDDには対応していません。MBRフォーマットで使用する必要があります。
- exFATには対応していません。exFATフォーマットされたディスクに対して暗号化操作をしないでください。
● トラブルシューティング ●
Q 何も操作しないで放置していると、ロックができなかった旨のメッセージが表示されます。
- 暗号化ディスクへアクセスしないまま一定時間が経過すると、離席時の不正アクセスを防止するために暗号化ディスクの自動停止機能が働きます。このとき暗号化ディスク内のファイルを開いていると、このメッセージが表示されます。本製品の仕様上、このメッセージを表示しないようにはできません。
Q ドライブアイコンの右クリックメニューからフォーマットを実行しましたが、 「Windows はフォーマットを完了できませんでした」 と表示されました。
- 「 ディスクの管理」からフォーマットをおこなってください。
- <Windows 7/Vista> スタートボタンをクリックして「コンピュータ」を右クリックし、「管理」を選択します。
<Windows XP> スタートボタンをクリックして「マイコンピュータ」を右クリックし、「管理」を選択します。
<Windows 2000> デスクトップ上の「マイコンピュータ」を右クリックし、「管理」を選択します。 - 記憶域の下にある「ディスクの管理」を選択します。
- ディスク右側の枠内を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」または「フォーマット」を選択します。
- <Windows 7/Vista> スタートボタンをクリックして「コンピュータ」を右クリックし、「管理」を選択します。
- 「最新情報に更新」ボタンをクリックして、強制的にディスクがセットされたことを認識させてください。
- Windows 2000でリムーバブルディスクのメディア交換時にディスクを正しく認識しない場合があります。この場合は、ドライブの取り外しをおこなってからメディアの交換をしてください。
Q スタンバイから復帰した後、マイコンピュータに表示されている暗号化ディスクにアクセスしようとすると、ディスクがフォーマットされていないというエラーが表示されます。
-
スタンバイ復帰時に暗号化ディスクがアクセス停止の状態になっているにも関わらず、マイコンピュータ等にドライブが表示されていることがあります。このような場合、ディスクを使用するには通常のアクセス開始の手順をおこなっていただく必要があります。
Q ディスク管理マネージャからのフォーマットが正常に終了しないことがあります。(Windows Vista)
-
再起動後、アクセス開始処理をおこなってからディスク管理を開き、再度フォーマットを実行してください。
Q ”管理者権限がありません”と表示されます。
-
現在インストールいただいていますSecure Guard Managerを一旦アンインストールし、最新版をダウンロード、インストールしてご確認ください。
Q メモリカード/MOディスク等で暗号化が解除されているにも関わらず 「暗号化ディスク登録の解除ができません」と表示されることがあります。
- この場合は、ディスク管理で状態を確認してください。暗号化が解除されている場合は、ディスク管理マネージャから通常のフォーマットをおこなってください。
Q 暗号化したMOメディアが認識されません。
- 一度、メディアを取り出してから再挿入をおこなってください。
Q Secure Guard Managerをインストールしてから、パーティションを作成したディスクの取り外しができなくなりました。
- Secure Guard Managerがインストールされている環境では、暗号化・非暗号化にかかわらず、3パーティション以上に分割されたディスクは、以下のメッセージが表示され取り外しができないという制限があります。恐れ入りますが、パソコンを終了してから取り外しをおこなってください。
Q Secure Guard Managerをインストールしてから、xDピクチャーカードにアクセスできなくなりました。
- 一部のxDピクチャーカードリーダにおいて、カメラでフォーマットした xDピクチャーカードを装着すると、アクセスしっぱなしで無応答となる不具合が報告されています。この現象は、xDピクチャーカードを暗号化の対象としない場合でも発生します。Secure Guard Managerをいったんアンインストールすると、カメラでフォーマットした xDピクチャーカードへアクセスできるようになります。
Secure Guard ManagerがインストールされていないパソコンでxDピクチャーカードをフォーマットしておけば、Secure Guard Managerがインストールされたパソコンでもアクセス可能となります。
Q 暗号化したMOメディアで「暗号化ディスクのアクセスの開始設定ができません」と表示されるにも関わらず、処理を続けるとアクセス可能となっていることがあります。
- MOメディアのアクセスのタイミングによって、このように表示されることがあります。正常にアクセス可能な状態になっていますので、そのままご使用いただけます。
● 保守サポートについて ●
Q 修理およびサポートの窓口は?
- 電話でのお問い合わせはラトックシステムサポートセンター
TEL 大阪 06-7670-5061 東京 03-5847-7604(月〜金 10:00〜13:00 14:00〜17:00)
をご利用ください。
E-MAIL、FAXでのお問い合わせ(24時間受付/順次回答)
・E-MAIL:サポートセンター宛メール
・FAX:06-7670-5069
修理依頼
・修理受付と窓口のご案内
- 本製品は日本国内仕様のため、海外での保守およびサポートはおこなっておりません。