GPIB PCカード
REX-5052(FAQ)Version 1.0 Rev 2.0 1998-02-24版
● 製品仕様について ●
Q REX-5052とは?
- GPIB PCカードです
Q 正式な型番と価格は?
- 型番は、REX-5052(レックス・ゴーマルゴーニー)です。
価格は、定価48,000円です。
Q カードのサイズは?
- TYPE IIです。
Q 対応するパソコンは?
- DOS/V、NEC PC98-NXシリーズ、PC-9800シリーズです。
Q 対応するPCMCIAのバージョンは?
- PC Card Standard ,PCMCIA 2.1/JEIDA 4.2および PCMACIA 2.01/JEIDA 4.1に対応します。
PCMCIA 1.0/JEIDA 4.0では使用できません。
Q ナショナルインストルメンツ製のGPIBカードと互換性はありますか?
- 互換性はありません。
Q NEC製純正GPIBボードと互換性はありますか?
- 互換性はありません。
Q 動作検証機器一覧はありませんか?
- 動作検証GPIB機器リストを用意しています。一般的なGPIB機器であれば接続可能です。
● 添付品について ●
Q 添付品は?
- ソフトウェアディスク、マニュアル、接続ケーブル、保証書です。
Q どのようなケーブルが添付していますか?
- GPIBケーブルです。
ケーブル長は1mです。
Q どのようなソフトウェアが添付していますか?
- PCカード用のイネーブラ
- MS-DOS用GP-BIOS
- C言語ライブラリ
- BASIC言語ライブラリ
- サンプルプログラム
● オプション品について ●
Q 近くに販売店がないので直接購入したいが?
- ラトックプレミア 楽天市場店 (https://www.rakuten.co.jp/ratoc/)で扱っております
Q ケーブルを購入したいが型番、価格は?
- 型番:RCL-5052 REX-5052ケーブル(1m)
定価:\12,000
● 保守サポートに関して ●
Q 修理およびサポートの窓口は?
- 弊社サポートセンターで受付けております。
ラトックシステム計測制御サポート専用ダイヤル
電話での受付けは、月曜日〜金曜日10:00〜13:00 14:00〜17:00までとなっております。
TEL 06-6633-6741 FAX 06-6633-3553
Q 海外でのサポートは?
- 本製品は、日本国内仕様のため、海外での保守およびサポートはおこなっておりません。
● ドライバ入手について ●
Q 最新のドライバを手に入れたいのですが?
- インターネットからダウンロードできます
インターネットにアクセスできない場合は、郵送致します。
郵送手数料として、1000円分の切手が必要となります。詳しくはサポートセンターまでお問い合わせください。
● 対応パソコンについて ●
Q NECのPC98-NXシリーズで使用可能ですか?
- 対応しております。
Q PC-9821Neで使用可能ですか?
- ご使用頂けます。
ただし、別売りのカードサービスソフトウェアが別途必要となります。
Q NECのPC-9801NX/C, NS/A, NL/R で使用したいのですが?
- DOS/Windows3.1に限りご使用頂けます。Windows95に関してはこれらの機種に対してNEC側でサポートされておりませんので、弊社においてもサポート対象外とさせて頂きます。
Q EPSON 98互換機への対応は?
- 対応しておりません。また、今のところ対応予定もございません。
Q Macintosh PowerBookシリーズへの対応は?
- 対応しておりません。また、今のところ対応予定もございません。
● Windows95に関して ●
Q Windows95 OSR2 (Version 4.00.950B) には、対応していますか?
- 対応しておりますが、以下の手順でインストールする必要があります。
- REX-5052をPCカードスロットに装着すると「デバイスドライバ ウィザード」が起動します。
- 本ドライバディスクをフロッピードライブに挿入した後に、[次へ]ボタンを押します。
- 「このデバイス用ドライバが見つかりませんでした。...」と画面に表示されたら、[場所の指定(0)...]ボタンを押します。
- ドライバがあるフォルダ名として使用するパソコンの機種に対応したディレクトリ名を入力します。
使用パソコン機種 ディレクトリ NEC PC-9800シリーズ C:\PC98INF PC/AT互換機 A:\PCATINF - 「このディバイス用に更新されたドライバが見つかりました。」と言う画面が表示されたら、[完了]ボタンを押します。
- さらに、ディスク挿入の確認画面が表示されるのでそのまま、[OK] ボタンを押します。
- さらにドライバのコピー元を確認する画面が表示されるので、先に入力したディレクトリ名をもう一度入力して[OK]ボタンを押します。
Q Windows95のCD-ROMにドライバは入っていますか?
- 入っておりません。REX-5052に添付のフロッピーに入っております。
Q プラグアンドプレイに対応していますか?
- 対応しております。
Q ホットスワップ(活線挿抜)に対応していますか?
- 対応しております。ただし、GPIB機器へのアクセス中にはカードを抜かないでください。
Q サスペンドレジュームに対応していますか?
- 対応しております。ただし、GPIB機器へのアクセス中にサスペンド操作を行わないでください。
Q Windows95のDOSモードで使用できますか?
- 原則としてサポートしておりません。
● ライブラリについて ●
Q どのようなライブラリが添付していますか?
- Microsoft C言語に対応する次のものを用意しております。
- MS-DOS用ライブラリ(Microsoft Visual C 1.0以上)
- MS-DOS用ライブラリ(Microsoft C 6.0以上)
- Win3.1用16ビットDLL(Microsoft Visual C)
- Win95用32ビットDLL(Microsoft Visual C)
- Windows NT用32ビットDLL(Microsoft Visual C)
Q ボーランド C、Turbo Cに対応したものはありますか?
- 1998年2月より対応しており、次のものを用意しております。
- MS-DOS用ライブラリ(Borland C 4.0以上)
- MS-DOS用ライブラリ(Turbo C 4.0以上)
Q BASIC言語への対応は?
- Microsoft BASIC言語に対応する次のものも用意しております。
- Win3.1用16ビットDLL(Microsoft Visual BASIC)
- Win95用32ビットDLL(Microsoft Visual BASIC)
- Windows NT用32ビットDLL(Microsoft Visual BASIC)
Q N88-BASIC言語に対応していますか?
- 対応しています。ただし、ライブラリはございません。
N88-BASIC用リンカが用意しておりますので、それを利用してREX-5052を制御することができます。
Q HP BASIC言語に対応していますか?
- 対応しておりません。また、今のところ対応予定もございません。
Q HP のVEE に対応していますか?
- 対応しておりません。また、今のところ対応予定もございません。
Q ナショナルインスツルメンツのLabVIEWに対応していますか?
- 対応しておりません。また、今のところ対応予定もございません。
Q 八戸ファームウェアシステムのLab.Masterに対応していますか?
- 対応しております。
● GPIBについて ●
Q GPIBとは何ですか?
- パソコンの周辺機器の相互制御/データ転送に使用するパラレル8ビットインターフィスです。
Q GPIBカードはどんなカードですか?
- GPIBのインターフィス機能を実現するためのPCカードです。
Q REX-5052はGPIBのどんな機能を持つのですか?
- トーカ・リスナ・コントローラ機能を装備しております。
Q GPIBコントローラにどんなものを採用していますか?
- テキサスインストルメンツ製TMS99C14を採用しております。
Q データ転送方式や速度は?
- 3線ハンドシェイク転送方式による最高300Kbytes/secのデータ転送が可能です。
Q GPIBバス上に接続可能な機器の台数は何台ですか?
- 最大15台まで接続可能です。
Q スレーブとして動作させることは可能ですか?
-
スレーブには対応しておりません。
● その他 ●
Q PC-98デスクトップで純製ボード使用中です(N88Basic)。PCカードにしたいのですが移行は可能ですか?
- GPIB制御部は丸ごと変更しなければなりません。
N88Basicでの制御サンプルリストを参照ください。
コマンド | 機能 | 使用例 | HPL言語の例 |
---|---|---|---|
WRT | GPIB上にデータを出力する | GP$="WRT3;FIR4":call gpstart(sts%,GP$) アドレス3の機器にFIR4という文字列データを送り出す |
wrt 703.A$ |
RED | GPIB上のデータを読み込む | GP$="RED 3;"+STRING$(20,32):call gpstart(sts%,GP$) アドレス3の機器よりデータを受け取り文字変数GP$内の一部STRING$(20,32)に代入する |
red 703.A$ |
TRG | デバイストリガコマンドを送出する | GP$="TRG3":call gpstart(sts%,GP$) アドレス3の機器にトリガコマンドを送る |
trg 703 |
REN | GPIBのRENラインを"True"にする | GP$="REN":call gpstart(sts%,GP$) | ren 7 |
CLR | デバイスクリアコマンドを送出する | GP$="CLR3,12":call gpstart(sts%,GP$) アドレス3,12の機器にデバイスクリアコマンドを送る |
clr 70312 |
LCL | 指定された機器をローカルモードにする | GP$="LCL 3":call gpstart(sts%,GP$) アドレス3の機器にローカルロックアウトコマンドを送る |
lcl 703 |
LLO | GPIB上の全機器のローカルスイッチを無効にする | GP$="LLO":call gpstart(sts%,GP$) | llo 7 |
CLI | GPIBのIFCラインを一定期間"True"にしてデータを送出する | GP$="CLI&H0D0,&H0":call gpstart(sts%,GP$) | clr 7 |
WTB | ATNラインを"True"にして、データを送出する | GP$="WTB"+CHR$(&H5F):call gpstart(sts%,GP$) UNTLKコマンドを送出する |
|
RDS | シリアルポートを実行しステータスバイトを読み込む | GP$="RDS 3":call gpstart(sts%,GP$) アドレス3の機器に対してシリアルポールを実行し読み込んだステータスバイトの値をステータスバッファに格納する |
a=rds(703) |
TFR | バッファメモリ上にGPIB上のデータを読み込む | G$="TFR3;&H20,&H800,H7000":call gpstart(sts%,G$) | |
TFO | バッファメモリ上のデータをGPIB上に送出 | G$="TFO3;&H20,&H800,H7000":call gpstart(sts%,G$) | |
SRQ | コントローラとしてSRQ割り込みの受付を可能にする | GP$="SRQ1":call gpstart(sts%,GP$) | |
TMO | バスタイムアウトパラメータを設定する | G$="TMO 10":call gpstart(sts%,G$) | |
TDL | トーカモードでのデミリタを設定する | G$="TDL &H8A":call gpstart(sts%,G$) | |
LDL | リスナモードでのデミリタを設定する | G$="LDL&H0A":call gpstart(sts%,G$) |
Q デスクトップPCの環境からノートPC環境へ、比較的スムーズに移行できるデスクトップ側のカードはなんですか?
- PC-ATはISAカードREX-5520Wです。PC-98はございません。
デスクトップで「REX-5052」を使用して開発された場合は(PC-AT、PC-98共に)、PC CardをノートPCでそのまま使えます。
Q HPなど、他社のソフトウェアでの制御はできますか?
- できません。