ラトックシステムは2001年4月9日より、FireWire-UltraSCSIコンバータFireREX1のユーザの皆様へSCSI接続モジュール(SIMドライバ)の提供を開始しました。
■SIMドライバについて
SIM(SCSI Interface Module)ドライバはMacintosh(MacOS 9)においてFireREX1に接続されたSCSI機器を、SCSI機器として認識させるためのモジュールです。SCSI用に開発されたスキャナなどのドライバが使用できますので、FireWireに対応していないデバイスをFireWireポートに接続しSCSIデバイスとして使用することが可能となります。
【FireWire経由のSCSI機器接続】
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【SIMドライバ経由のSCSI機器接続】 ※ファームウェアはバージョン1.2以降(ダウンロード)
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FireREX1に接続した機器をSIM対応(SCSI対応)ソフトウェアから使用したい場合に限り、機能拡張マネージャで B'sCrew SIM FireREX1 を有効にしてください。また、B'sCrew SIM FireREX1 を機能拡張マネージャで無効にすれば、FireREX1はそのままFireWire Driver から使用できます。FireREX1の設定をその都度変更する必要はありません。
■接続例
以下の例はHDDを接続する場合はFireWireドライバ、スキャナを使用する場合はSIMドライバを使用するとして挙げています。
また、あらかじめ以下の状態であることを前提に説明しています。
- FireREX1 の FirmwareのVersionが1.20以降でない場合は、1.20以降にアップデートしておいてください。
- FireREX1 の SIM-Driverモードは有効(初期状態)にしておいてください。
- B'sCrew SIM Driverがインストールしておいてください。
【Case 1】FireREX1をスキャナで使用する場合 | |||||||||||
パソコンの電源を切った状態でスキャナとFireREX1を接続し、FireREX1とパソコンをFireWireケーブルで接続します。この状態でパソコンを起動すれば、スキャナは使用可能となります。 |
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【Case 2】同じ環境でFireREX1をHDDへ一時的に付け替えて使用する場合 | |||||||||||
スキャナからHDDにFireREX1を付け替えて、FireREX1とパソコンをFireWireケーブルで接続してからパソコンを起動します。 |
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【Case 3】HDDとスキャナを混在して使用する場合 | |||||||||||
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B'sCrew SIMドライバは、FireREX1のファームウェアを参照しSIMモードが有効のFireREX1に接続された機器のみを対象に動作します。SIMモードが無効のFireREX1に接続された機器は、FireWireドライバを使用して動作します。 |
FR1ユーティリティにてFireREX1のファームウェアを書き換えるためには、FireREX1に接続されたSCSI機器から電源(タームパワー)が供給されている必要があります。
■動作確認済み機器リスト
動作確認済みSCSI機器リストを参照ください。
- SIMドライバで動作保証される機器は、弊社にて動作が確認された機器のみとなります。
- 拡張SCSIに対応していない(Mac本体標準SCSIポートのみ対応の)機器には対応していません。