RS-232C機器をSubGHz（920MHz）帯で無線化、PCに最大16台のシリアル機器を接続

中距離データ通信に優れたSubGiga（920MHz帯）通信を使用

本製品は、920MHz帯のワイヤレス通信を使用したシリアル通信インターフェイスです。WindowsPC側にUSBドングル、RS-232Cデバイス側にシリアルアダプターとACアダプターを接続することにより、シリアル通信を無線化することが可能です。（見通し250m程度）

本製品と1対1接続モデルRS-SG61とは互換性がありません。

920MHz帯（ARIB STD-T108準拠）のSubGigaは電波干渉が少なく、安定した通信をおこないます。さらに、BluetoothやWi-Fiなどが使用するISM帯（2.4GHz帯）と比べて障害物の影響を受けにくく遠くまで届くため、パソコンとデバイスが離れた場所にあって配線が難しい場合にも、効果を発揮します。

接続するデバイスの台数や環境により、通信距離が短くなることがあります

最大16台のデバイスアダプターを認識可能

本製品は同時に最大16台のシリアル機器と接続可能。ケーブルの長さや配線を気にすることなく、複数個所のデータを同時にパソコンへ伝送することが可能です。

送受信するデータ量、頻度、各端末間の距離、配置間隔などにより、 最大接続台数が変動します。

WindowsPCのCOMデバイスとして認識

全てのCOMポート対応アプリケーションに対応するものではありません。

フロー制御や電源供給をDIPスイッチで変更可能

RS-SG61mk2本体底面にあるDIPスイッチで、設定の初期化やハードウェアフロー制御の設定、RS-232C機器への電源供給（ON/OFF）の設定が可能です。CTS/RTSのハードウェアフロー制御に対応し、WinAPIよりプログラム制御がおこなえます

TA・モデムなどDTR/DSRを使用するシリアルデバイスには対応していません。

通信状態やステータスを示すLEDを搭載

駆動電源はACアダプターのほかデバイスからの受給も可能

本製品の駆動電源は、標準添付ACアダプターからの給電のほか、接続デバイスからD-Sub 9番ピンを介し5V電源の受給も可能です。

また、本製品のDIPスイッチの5V出力をオンにしてACアダプターを接続すると、D-Sub 9番ピンから外部の機器へ電源を供給することもできます。

いずれの場合もシリアルデバイス側での対応が必要です。

本製品ではRI信号は未サポートです。

D-Sub9番ピンから電源出力する場合は、DC5V/300ｍA程度となります。

Windows用ユーティリティをダウンロード提供

サンプルアプリケーションをダウンロード提供

有害10物質不使用

RS-SG61mk2は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE、DEHP、BBP、DBP、DIBPの有害10物質を使用していない、環境と人にやさしい製品です。

各部名称

対応デバイス

バックアップ電源、磁気カードリーダー、シリアルプリンター、電子天びんなど、RS-232Cポート搭載の機器

公衆回線モデム等、通信制御にDTR/DSRを使用するRS-232Cデバイスでは使用できません。

対応パソコン

USBホスト機能をもったWindows PC

対応OS

Windows 11、Windows 10、Windows8.1　※32ビット/64ビット両対応