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Q.SCSI機器を認識しないときにまず確認することは?

●SCSIカード自身を認識しない!●
  • SCSIカード、SCSIボードはスロットにしっかり挿入されているか
  • パソコンはプラグアンドプレイに対応しているか
●SCSIカードを認識するけど使えない!● (デバイスマネージャでびっくりマークがつく)
  • SCSIカードが使用するIRQ(リソース)は競合していないか

●SCSIカードは使えるけど機器を認識しない または 不安定●
【SCSI機器について】
接続確認図
【ターミネータについて】
【ケーブルについて】
  • 品質はハイインピーダンスのものを使っているか
  • ケーブルの品質は統一されているか
    統一していない場合、パソコン側からみて高品質なケーブルから接続してみて動作するか
  • ケーブルの長さは制限を越えていないか
    また、越えていなくても短いものに交換してみて動作するか
  • (PCカードの場合)使用製品対応のケーブルを使っているか

※IRQについて
「IRQ」とは、MS-DOSやWindowsにおいて周辺機器がCPUに信号を送るための割り込み番号のことです。
「リソース」とは、IRQのほかI・Oアドレスやメモリ領域など周辺機器の使用する資源のことをいいます。

【リソース状況を把握する】
Windows 95の場合、[コントロールパネル]→[システム]で「デバイスマネージャ」の「コンピュータ」をダブルクリックするとIRQの使用状況が確認できます。
00−15のIRQが用意されています。
図 デバイスマネージャのプロパティ
デバイスマネージャのプロパティ
SCSIカード増設の際はIRQが必要なので、これが空いている必要があります。
上図では、03,04,09があいています。

【リソースを変更してみる】
SCSIカード(に限らずほとんどのカード)では、IRQなどを組み合わせたリソースパターンをいくつか用意しています。
競合が起きる(複数のデバイスでリソースが重複してしまう)場合はこれを変更してみましょう。

  1. デバイスマネージャの「SCSIコントローラ」の+(プラス)記号をクリック
  2. 挿入しているSCSIホストアダプタを選択
  3. [プロパティ]ウィンドウの[リソース]タグをクリック
  4. [□自動設定]のチェックをはずす
  5. [設定の登録名]を競合しない値に変更
  6. [OK]ボタンを押す

【IRQを確保する】
00から15まで全部埋まっている場合IRQを確保しなくてはなりませんが、対策としては以下が考えられます。

  1. 使用していないデバイスを削除する
    デバイスマネージャで不要なデバイス(たとえば使用していないCOMポート、プリンタポートなど)を選択し、[削除]します。
    削除してもプラグアンドプレイにより再び認識してしまう場合は、不要なデバイスをダブルクリックしプロパティ中の「Original Configuration(使用中)」チェックをはずします。
  2. PCIで使用するIRQをまとめる(IRQシェアリング)
    PCIバス、CardBusの場合、複数のデバイスでIRQの共有が可能になっています。
    マザーボードBIOS、PCIカードが対応している必要があり、その設定方法はマザーボードにより異なります。

将来的にさらに増設を考える場合は、慢性的にIRQ不足が起こることが考えられます。
そんな場合、PCカードなら「必要なときのみスロットに挿入してIRQを使用する」ことがプラグアンドプレイにより手軽にできますので、デスクトップにPCカードアダプタを増設し、SCSIやModem、LANカードなどを使いわけるのもよいでしょう。

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