■新機能■
「もろみ日誌」
酒造3工程(もろみ、酒母、麹)で品温の2点計測が可能に
2020年3月19日 |
ラトックシステム株式会社(本社:大阪府、取締役社長CEO 近藤正和、以下「ラトックシステム」)は、酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」をアップデート、酒造3工程(麹・酒母・もろみ)での品温2点計測に対応したアプリの提供を開始しました。 |
「もろみ日誌」は酒造りの3工程に特化した、品温モニタリングシステムです。日本酒の酒蔵で日々行われている品温の自動記録に加え、温度範囲を超えたときのアラート通知や記帳義務のある帳票の印刷、酒質安定化のためのグラフ比較など、酒造り現場の業務を効率化するサービスを提供し、機能の拡張を続けています。
市場にある品温センサーは、1点計測のものがほとんどです。昨年5月、酒母・もろみ造りに加えて麹の工程にも対応してほしいとの要望に応え、当社では複数点で計測し記録することが多い麹向けに2点を計測できる品温センサーを開発、アプリも製麹に対応しました。その後、もと造り・もろみ造りの工程でも複数点の品温把握と平均値の記録をしたいとの要望があり、今回のアップデートに至りました。
さらに、もろみ管理の指標として使われるAB直線の理想を目標値として設定し、仕込中のグラフに重ねて比較できる機能の追加もおこなっています。
これまでのBMD曲線グラフ比較と合わせて、より精度の高い酒質管理をサポートします。
もろみ日誌の概要
もろみ日誌は、酒造3工程(麹・酒母・もろみ)に特化した品温管理システムです。実際に蔵に足を運んでおこなわれる品温の計測や記録を自動化し、事績をデータベースとして管理。手書きで作成されることも多い、3工程の経過簿や製造帳の印刷をサポートし、酒造り現場の負担を軽減します。
本システムはもろみなどの品温をセンサーで自動計測し、無線でパソコンに転送してデータを収集・蓄積します。アルコールや日本酒度などの分析値データは手入力で管理、事績ごとの変化をグラフでモニタリングできます。事務所のPCだけでなく、クラウドを通してスマホで品温の計測やグラフの確認、アラート通知を受けることが可能で、いち早く状況の変化に気づくことができます。
また、もろみ管理の指標とすることが多いBMD曲線/AB直線/品温は、目標値や過去の仕込とグラフで比較できる機能を搭載しています。 (目標値との比較対応グラフ:BMD/AB、過去との比較対応グラフ:BMD/品温)
機材の導入後はサービスをサブスクリプション(年額10万円/1ID(税別))で提供、クラウドが実現する数々の機能やアプリのアップデートを継続的に提供しています。
販売総代理店:株式会社ハートコンピューターについて
1988年創設以来、酒造会社に向けた業務ソフトウェアを専門とした開発、販売、サポートをおこなっています。「蔵内」「五合」をはじめとする「酉-2000シリーズ」は、高い評価を得ています。
https://www.heart.co.jp/
開発元:ラトックシステムについて
パソコン・スマホ周辺機器、AV関連機器メーカーです。1983年の創設以来、ハードウェア、デバイスドライバー、 ファームウェア、アプリケーションを当社内で開発してきました。無線通信(Bluetooth/Wi-Fi/Wi-SUN/Z-Wave)や AWSクラウド連携、スキル開発などによるIoTデバイス、センサーデバイスの開発実績を重ね、自社開発の強みを活かした他社との協業をすすめています。当社はAPNスタンダードテクノロジーパートナーです。関連URL
- 酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」
https://www.ratocsystems.com/products/subpage/moromi1.html
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