■新機能■
新たな無線機器の開発で通信距離が飛躍的に向上!
酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」
2019年11月22日 |
ラトックシステム株式会社(本社:大阪府、取締役社長CEO 近藤正和、以下「ラトックシステム」)は、酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」の酒造現場での通信性能向上のため、新たにモノポールアンテナを使用したホストアダプターと中継器を2019年12月中旬より出荷開始します。 |
「もろみ日誌」は酒造りに特化した品温モニタリングシステムです。もろみの品温を計測するセンサーのある蔵とデータを収集する事務所は、同敷地内であっても距離がある場合が多く、蔵内部の広さもあるため、数百メートルの通信が可能なSub-GHz帯を採用しています。しかしながら、蔵の構造や扉、壁などの障害物によって、無線が届きにくいケースがありました。
この問題を解決するため、従来のチップアンテナを使用したUSBドングルタイプのSub-GHzホストアダプターと中継器のアンテナ性能を見直し、モノポールアンテナを採用することで受信強度を改善。新しい据置タイプのUSB接続Sub-GHzホストアダプターと中継器との併用で、PCとセンサー間の距離が見通し500mから1kmへと大幅に向上します。従来品(REX-USBSG1、RS-SGRP1)でもろみ日誌を導入済みの環境でも、アプリの設定変更で容易に新製品への置き換えがおこなえます。
本システムは、酒造現場に携わる方々の負荷を軽減し、働き方改革を支援する製品です。厚生労働省が実施している時間外労働等改善助成金の対象としてご検討いただけます。
もろみ日誌の概要
もろみ日誌は、酒造3工程(麹・酒母・もろみ)に特化した品温モニタリングシステムです。実際に蔵に足を運んでおこなわれる品温の計測や記録を自動化し、事績をデータベースとして管理。手書きで作成されることも多い帳票の印刷などをサポートし、酒造り現場の負担を軽減します。
本システムはもろみなどの品温をセンサーで定期的に自動計測し、無線でパソコンに転送してデータを収集・蓄積します。アルコールや日本酒度などの分析値データは手入力で管理し、事績ごとの変化をグラフでモニタリングできます。事務所のPCだけでなく、クラウドを通してスマホで品温の計測やグラフの確認、アラート通知を受けることが可能です。さらに、過去の品温やBMD曲線を今の仕込みに重ねてグラフ表示し比較するなど、実際の現場の意見を取り入れた機能を盛り込んでいます。
品温・分析値やスマホで撮影したもろみの泡の状態(状ぼう)も記録し、すべての事績をデータベース化して一括管理することで、ベテランの経験に頼っていた部分を見える化し、次世代への技術の継承に役立てます。 また、蓄積データはクラウドへのバックアップがおこなえるため、非常時の対策としても有効です。
販売総代理店:株式会社ハートコンピューターについて
1988年創設以来、酒造会社に向けた業務ソフトウェアを専門とした開発、販売、サポートをおこなっています。「蔵内」「五合」をはじめとする「酉-2000シリーズ」は、高い評価を得ています。
https://www.heart.co.jp/
開発元:ラトックシステムについて
パソコン・スマホ周辺機器、AV関連機器メーカーです。1983年の創設以来、ハードウェア、デバイスドライバー、 ファームウェア、アプリケーションを当社内で開発してきました。無線通信(Bluetooth/Wi-Fi/Wi-SUN/Z-Wave)や AWSクラウド連携、スキル開発などによるIoTデバイス、センサーデバイスの開発実績を重ね、自社開発の強みを活かした他社との協業をすすめています。当社はAPNスタンダードテクノロジーパートナーです。関連URL
- 酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」
https://www.ratocsystems.com/products/subpage/moromi1.html
もろみ日誌・時間外労働等改善助成金に関するご案内
https://www.ratocsystems.com/products/subpage/smamoni/moromi1_josei.html
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